- 2019年4月24日
- 2019年5月13日
葬儀に対する感じた方や考え方は千差万別・十人十色
法律や物理学の上では、遺体は物だ。 だが、遺族にとっては相変わらず者(人)だ。 故に考え方や感じ方も様々だ。 この辺りの感情が何とも悩ましい。 深夜12時近くに私の携帯が鳴る。母親を亡くした娘(喪主)からだ。 喪主 「色即是空さん、母のお腹の上に置い […]
法律や物理学の上では、遺体は物だ。 だが、遺族にとっては相変わらず者(人)だ。 故に考え方や感じ方も様々だ。 この辺りの感情が何とも悩ましい。 深夜12時近くに私の携帯が鳴る。母親を亡くした娘(喪主)からだ。 喪主 「色即是空さん、母のお腹の上に置い […]
「お世辞にも孝行息子とは呼べない人間でした。」 息子(喪主様)はそう切り出した。 とある70代女性の葬儀でのことだ。 若い頃から親に心配ばかりかけ、ろくに親と向き合うことすらしなかった息子。 そんな親不孝者の息子が親の病気をきっかけに母親と向き合う決 […]
都内某所にある大型集合住宅。 60代前半の女性、主婦たちの憩いの場の主が亡くなった。 ご主人を早くに亡くし、子供もいない独り身の寂しさを紛らわすためか、自らの部屋を住民たちの集いの場として開放した。 いつしかそこは、主婦たちの憩いの場となった。 大病 […]
地元を代表する会社の御曹司が亡くなった。勤務中の交通事故死だった。 10年ほど他の会社で働いていたが、社長である父親の熱心な説得により、将来の後継者として父親の会社に転職した矢先の不幸だった。 元々の大地主だが、潤沢な資金を武器に、現在の社長が一代で […]
古来日本の死生観 日本人は古来から、死者を畏れ、その存在を忌み嫌うものとして捉えてきました。 死者の禍が生者に降りかからぬよう、今でも葬儀や埋葬の随所に、その涙ぐましい努力の跡を見ることができます。 居住区の近くにあった墓地は、いつの間にか離れた場所 […]
ある一定の年齢以上の方には知らない人はいないでしょうが、お寺の重用な法会(仏事行事)のひとつに施餓鬼(せがき)というのがあります。 施餓鬼会(せがきえ)の略称ですが、年に一度、お寺をあげて大々的に行う檀家全体の先祖供養といったところでしょうか。 全国 […]
葬儀で使う大切な遺影の写真。終活ブームで本人が事前に用意しているケースもあるけど、まだまだ大抵の場合、事前に生前の写真から遺族に写真を選んでもらい、それを引き延ばして使用します。 とある70代後半の女性の葬儀。 遺影の写真は喪主様である故人のご主人が […]
皆様からご質問をいただきました。 火葬の際に故人の旧愛車のエンブレムを副葬品として棺に納めたい。 車のエンブレムを生前本人が廃車時に外されてて、自分で持っておられて、 「自分が帰天するときに入れて欲しい」と言われていたけど それを副葬品として入れるこ […]
とある顔馴染みのご喪家の葬儀でのこと。式の前日、喪家から呼び出しを受けてご自宅に伺うと、渋い顔をした喪主様がお出迎え 喪主 「いや〜参りましたよ。先ほどお寺にお布施を持って行ったんですが、そのまま返されてしまいまして・・・」 私 「おっ! […]