あなたの墓地の塔婆は大丈夫?施餓鬼は【鬼】の季節!?

【とんでもない坊さんの話】

ある一定の年齢以上の方には知らない人はいないでしょうが、お寺の重用な法会(仏事行事)のひとつに施餓鬼(せがき)というのがあります。

施餓鬼会(せがきえ)の略称ですが、年に一度、お寺をあげて大々的に行う檀家全体の先祖供養といったところでしょうか。

全国的には8月のお盆の時期におこなわれるのが一般的だと思いますが、なぜか都内は5月に行うお寺が多く存在します。

お寺の一大行事ですから、かなりのお金が集まります。特に塔婆料は重要な収入源になります。

お寺と疎遠になってしまって、全く出さない檀家もありますが、大体は各檀家それぞれ1本〜数本出すのが通例ですよね。

塔婆料は地域やお寺によっても違いがありますが、大体3-5千円と言ったところではないでしょうか?

ある程度の規模のお寺で、塔婆が1,000本出れば、それだけで3-5百万円の収入ですから、凄い金額ですね。

5月初旬。とあるお寺での話。

結構な格式の寺院で、昔は僧坊(修行僧の寮みたいなもの)を幾つか抱えていた大規模寺院。当然檀家の数も千を優に超える。

前述の通り、昔は多くの僧侶が勤務していたが、今は訳あって、住職の他に寺勤めの僧侶が2人だけ。

この3人で4桁からの檀家の塔婆を手書きするのだから、相当なものだ。

もちろん準備には数ヶ月をかけるのだが、ただでさえ檀家の葬儀に法事に、宗派の集会にと忙しい。

必然的に終盤に残された塔婆書きの作業は【夏休みの宿題】状態になる。

一日中部屋にこもって何日も何日も、永遠と塔婆を書き続けるのだから、想像しただけでも肩が凝る。

そんな時期に檀家の葬儀でお寺に伺った。

用事を済ませた後、邪魔しちゃ悪いと早々に退散するつもりだったが、一息入れるついでに話し相手になってほしいと言われ、お茶を一杯付き合うことに。

 
「しかし、これをずーっとやってると、精神的におかしくなりそうですよね。」

「YES!高須クリニック!」

3人即答。

僧侶1
僧侶A
「最初はきつくて、それを乗り越えると、意外と無の境地になって、そんでまたきつくなって、無の境地になって。。。でもそんなのを何回か繰り返してると、発狂しそうになる時がありますね。」

ギラッ!

いや、マジで目が怖ぇし。。。

僧侶1
僧侶A
「急に塔婆に思いっきり関係ないことをグワーって書いてやりたくなるんですよ。」
 
「例えばどんな?」
僧侶1
僧侶A
「ラーメン次郎!」

脂多め!

ラーメン二郎

たぶん糖分が足りてないんでしょうね〜。たぶんね〜。だから背脂こってりのラーメンが食べたくなるんでしょうね〜。

でも良いんじゃない?ラーメン屋の名前がずらっと並んでたら、陰気臭い墓地がなんか楽しそうだしね!

【二郎】の隣は、【一蘭】かぁ〜 

何つってね〜♪

ちなみに私はみなさんの体のことを考えて、【野菜増し増し】なんて、加筆させていただきますよ〜

ハイ!次!

僧侶2
僧侶B
「私も有りますよ」
 
「どんな?」
僧侶2
僧侶B
「瓶詰め大根」
 
「はっ?」
僧侶2
僧侶B
「瓶に詰めた大根、瓶詰め大根ですよ。」

いや、そんな当たり前みたいに言われても知らねーし。

はいはい、あれね~とか絶対ならないから。

初耳だよ。

可哀想に自らの抑圧された環境が、瓶に詰められた大根と重なっちゃったんだろ〜ね〜。

まぁでも、あるんだろーねー。何かこう、意味の分からんことが頭に浮かんできて、それを思いっきり塔婆に書き殴りたくなる瞬間がねぇ。

しかも意外と口に出すと案外響きか良いね、響きか。サラブレッドなんかにもいそうだしね。

1枠 ディープインパクト

2枠 ビンヅメダイコン

3枠 オルフェーヴル

4枠 ニンジングラッセ

競馬

なんてね〜。

良いんじゃない、良いんじゃない。ぐっと親近感がわいてくるね〜。競馬人口も広がりそうだしね〜

ハイ!次!

住職1
住職
「私もあるよ」
 
「何でしょう?」
住職2
住職
「キャバクラ!」

却下!!!

俺が檀家なら塔婆に【キャバクラ】って書いてあった時点で、地面じゃなくて、あんたの額に突き刺してやりますよ!

深々とね!

部屋にてデカデカと【煩悩退散】書いて貼っとけ!って思ったとんでもない坊さんの話。

※ちなみにお寺の名誉の為に言っておきますが、普段はとても真面目なご住職で、そういった店には行きません。(そういった場所が大好きな僧侶がいることも確かですが。。。)

真面目な住職が壊れちゃったよ。

改めて、塔婆書きって大変なんだな〜

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