「みんなの葬儀体験談」
お通夜や告別式に小さなお子様を連れて参加することは大変なことですよね。葬儀で大騒ぎする子供が多く、ちょっとしたトラブルに発展することも少なくありません。
私が大人になって初めて出席した葬儀は、子供を出産して半年ほどの時でした。
自身の祖父が亡くなり、通夜・葬儀に出席することになりました。祖父は私の両親の隣に住んでいたので実家に泊まることにしました。
通夜は祖父の家で行い、葬儀は葬儀場で行われました。自分の母方の祖父でしたので、親戚も多く集まり、ちょっとした同窓会のような感じでした。
祖父は89歳でしたので、悲しいけどみんなそれなりに心の準備は出来ていたのでどちらかというと明るいお葬式だったと思います。
それでも、生後半年の子供を連れての葬儀は大変でした。
途中で授乳をしたり、オムツを交換したり、一度母乳を吐いたので服も交換しました。葬儀も割と長いので機嫌が悪くなると途中で外に出たりまた中に入ったりの繰り返しで落ち着きませんでした。
また、祖父は1月に亡くなったので葬儀の後に火葬に2時間ほどかかったのですが火葬場へ移動したりと寒くて大変な思いはありました。
でも、とても可愛がってくれた祖父の最期のお別れをきちんとできて良かったとは思います。
感想・解説
お子様を連れての葬儀は大変でしたね。お疲れ様でした。
おじい様もさぞ喜んでいると思います。
子供を葬儀に参列させること
葬儀は故人様との最後のお別れの場です。もちろん最優先で参加すべきなのは当たり前ですが、小さなお子様がいる家庭では葬儀に子供を連れて行くかどうかは悩ましいところですよね。
騒いだり、走り回ったりしては周りに迷惑がかかる。
しかし、故人に会わせてやりたいし、そもそも面倒を見る人間がいなくて置いていけない・・・
頭の痛いところですよね。
連れて行かないという選択肢
あなたにとって葬儀が大切な人とのお別れであるように、多くの人にとってもそれは同じことです。子供が叫んだり、走り回っては葬儀に集中できません。
乳児はもちろんですが、小学校入学前までの子供なら、預けられる場所がある場合は思い切って連れて行かないというのも選択肢です。
夫婦の場合、故人に近いほうが葬儀に参列し、どちらか一方が参列を辞退することも視野に入れ、柔軟に対応することが重要です。
葬儀なのだから「何が何でも」という気持ちはわかりますが、時にタイミングが悪かったと諦める勇気も必要です。
葬儀に会えなければ一生会えないわけではありません。故人は死後もみなさんのことを見守っていてくれます。
「死後の世界なんてないよ!」と言うあなた。
そうであるならば既に葬儀場に横たわる故人は、単なる「物質」でしかないのですから、子供を会わせても意味ないでしょ?
連れて行くならキチンと管理しよう
諸事情によりどうしても連れて行きたい、或いは連れて行かなければならないのであれば、キチンと管理し、それができなければ潔く引くことを頭に入れておきましょう。
最近 「子供だから騒いで当然」とばかりに、子供がいくら騒ごうとも、平然としている親を多く見かけますが、言語道断です。
後々親戚同士のトラブルに発展することも多々あります。
自分の子供のしつけすら満足にできず、コントロール不能という醜態をさらす恐れがあるのならば、潔く誰かに預けるか、それが無理なら自ら共々葬儀への参列を辞退するととも検討すべきです。
控え室などを活用しよう
子供が騒いでも何とか落ち着かせ、斎場内に留まろうとする親が多く見られます。気持ちはわかりますが、子供を連れて斎場を出ましょう。
遺族親族控え室の場所や防音状態などを確認し、焼香の時間が知りたい場合は葬儀屋のすタップにその旨伝えておけば呼びに来てくれます。
夫婦で連携を取ろう
奥さんに預けっぱなしで、知らん顔の男性が多く見られます。女性がひとりで子供を外で遊ばせていたり、子供をおんぶしたまま焼香をしなければならなかったり・・・
交互に控え室で子供を見たり、焼香をするなど、お互いに連携しながら一方に負担がかからないようにしましょう。
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