【愛別離苦】ふとした瞬間に亡くなった父を思い出す・・・悲しみを抱えて我々は生きている

みんなのお葬式体験談

大切な人を亡くしたあなたに・・・

人は自らの意思とはかけ離れた力によってこの世に生み出され、そしてまた去っていかねばならない。

本来きた場所に帰るのだから、何も心配はいらないのだが、そうは言ってもこの世界に生まれて何十年。

逝く者と残される者・・・様々な縁やしがらみが両者を縛る。

十二の人間の代表的な苦しみを表す四苦八苦。その中のひとつ愛別離苦(愛する者と離れる苦しみ)。

先に逝く者は、残された者の身を案じ、残されたものは先に逝く者の行く末を案じ、深い悲しみを背負って、それでもなお生きていかねばならない。

理不尽・・・そう言ってしまえばそれまでだが、しかしそれこそが我々の住む、この【三界穢土(この世)の掟】なのである。

昨年の7月に父が他界したときの話です。

末期がんで病院に入院している父が危ないと母から連絡があり、病院に駆けつけた時には、すでに息を引き取った後でした。

一目父をみた瞬間に、涙が止まらなかったのを覚えています。

葬儀は参列者が家族と親族のこじんまりとした中で行われました。一度は落ち着きましたが、これで最期の別れと思うと、どうしても涙が止まりませんでした。

また必ず死別しなければならないという世の理が、とても理不尽にも思えてなりませんでした。

葬儀の中でもとめどなく湧き上がってくる悲しい気持ちに対して、どうしたらよいか本当に分かりませんでした。

今だから分かることなのですが、こういう時は、時間が解決してくれるのを待つしかないですね。

父の葬儀から一年以上経ち、ふと父のことを思い出すことがあります。

寂しくなるときもありますが、悲しい気持ちについては少しずつではありますが、癒えてきたと思います。

今でもたまに家族で父の話題になったりします。

天国で何してるのかなとか、温泉好きだったねとか他愛もない 会話です。

ただそういう話をしていると、まだ父が近くにいるように感じます。

感想・解説

とても良いお話ですね。

そんな方に、是非読んで欲しい過去の記事を、下記にいくつかご紹介させていただきます。

お時間のあるときにでも目を通していただけたら、幸いです。

親の死を乗り越えるために・・・

関連記事

いくつになっても親にとって子供は子供なのと同様、子供にとってやはり親は親だ。若くして親を亡くそうが、天寿を全うして別世界に旅立とうが、悲しさは同じ。親の死を前にして、悲しみに暮れる子供というのは、葬儀において最も見慣れた光景だ。[…]

親の死を乗り越える為に・・・僧侶が教えてくれたこと

仏様って何?

関連記事

我々にとって一体仏とは何であろうか?人は死後四十九日かけてあの世へ旅し、成仏、つまり「仏に成る」とされる。祖父の葬儀で僧侶が「おじいちゃんは仏様になるんだよ」と言った。実際私自身も「おじいちゃん、成仏してね。」と遺体に向かって何[…]

【仏様って何?】大切な人を失ったあなたへ・・・

「人は二度死ぬ」・・・

関連記事

大切な人を失ったあなたへ・・・ ひとりの人間には二回の「死が訪れる」という有名な言葉がある。 一度目は我々が通常使っている肉体の死。 二度目は人々の記憶の中から消え去り、誰からも思い出されなくなった時・・・  (Pho[…]

IMG

「安らかにお眠り(永眠)ください」は間違い?

関連記事

弔電・参列の注意事項死者に向けられる「安らかにお眠りください」「安らかにお休みください」「安らかにご永眠ください」弔意を表す表現として、葬儀の挨拶や弔電の常とう句(決まり文句)ですが、厳密に言えば仏教において、こうした[…]

【正しいお悔やみ・哀悼の言葉】「安らかにお眠り(永眠して)ください」は間違い?(仏式)

「自らの死を心から悲しんでくれる人がいる」それだけでとてつもなく幸せだ

関連記事

「みんなのお葬式体験談」 大切な人を見送る瞬間は悲しい。特にそれが長年連れ添った相手ならば尚更・・・ 心温まるとある夫婦のお葬式です。  不思議なトンボ 祖母のお葬式でのこと。祖父母は高知のものすごい田舎に住んでお[…]

IMG
>葬儀にまつわる「お問い合わせフォーム」

葬儀にまつわる「お問い合わせフォーム」

葬儀・仏事に関するエトセトラ...

疑問・質問・体験談・要望・苦しい胸の内・・・ 何でもOK!是非、皆様の生の声をお聞かせください。

CTR IMG