【とんでもない遺族の話】
突然ですが、あなたは自分の家の宗教や宗派が何だか分かりますか?
とあるご遺族から「父が亡くなった」と連絡が入る。
病院にご遺体を引き取りに行き、故人の長男と一緒にご自宅まで搬送する。
打ち合わせは自宅についてからするつもりだが、自宅まで20分くらいはかかる。確認でできるところは軽く確認しておこう。
真っ先にすることは菩提寺の確認から。菩提寺が存在する場合、葬儀においてある意味最も重要なのは菩提寺の都合だからだ。
何と!!!
神道ときましたか・・・
神葬祭(神道の葬儀)なんて年に数える程しかやらないから、見積りの出し方すら危うい!
大体この神葬祭ってやつは、ちょーど忘れた頃にやってくるんだよねー!!!
ぶつくさ言ってもShowがないから、過去の記憶を絞り出しながら何とか対応。
そうこうしているうちに・・・
プルルルルル(長男の携帯)
ええ加減にせー!!!
もう一度叔父さんに電話。
どっちやねん!?
浄土宗と浄土真宗じゃあ、
おすぎとピーコぐらい違うわ!
ええ加減にせー!!!
ちなみに何人かに連絡した結果、浄土真宗が正解でした。
ワロうとる場合かー!!!
アハハじゃないよ、アハハじゃ・・・
(´▽`*)アハハ
西と東じゃあ、ザ・タッチの達也と和也くらい違うわ!
あれっ?違いが分からない!???
まぁ、そんなもんですよね・・・
みんなのお葬式体験談
最後に皆様からの投稿をひとつご紹介。
僧侶も呼ばず読経もない代わりに、父の好きだった音楽をかけ、祭壇の前に父の愛用していた眼鏡や時計、パスケースなどの小物を置きました。
旅行の時の写真や孫と写った写真など、父の写真を集めて作ったアルバムを何冊も用意して、それを見ながら思い出話しをして故人を偲びました。
親戚に聞くと、うちは曹洞宗らしいのですが、私たちは日ごろ宗派など意識したこともありませんでしたし、参列された親戚も無宗教で葬儀したことに、特に文句を言う人もいませんでした。
郷里を離れて都会に出て、実家の宗教宗派など気にしない日常に慣れてしまうと、自分の家が何宗だったかなど、葬儀や法事があって僧侶が来なければ分からない人は相当多いのではないかと思います。
僧侶が来ても何宗かなのかわからないかもしれません。
感想・解説
仏教界がその地位にアグラをかいて、宗教活動をおろそかにしてきた怠慢は、限りなく重い罪だったと思い知らされますね・・・