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荼毘(火葬)のあとの骨拾いは箸派?フォーク派?それとも・・・

「みんなのお葬式体験談」

火葬場での骨拾い(拾骨)における面白い風習を紹介します。

 

荼毘(火葬)のあとの骨拾いは箸派?フォーク派?それとも・・・

 

地域によって葬儀の風習って大きく違うんだな、と思ったことがありました。

 

隣りの県に住む伯父が亡くなったので、告別式に参列をしました。最近増加をしている家族葬で執り行ったので、アットホームな雰囲気でした。

 

斎場の敷地内に火葬場があったので、棺を電動カートのようなもので牽引をして、荼毘に伏しました。

 

斎場と火葬場が一体になっているところも多いようですが、今まで参列をした葬儀は斎場と火葬場が離れている葬儀ばかりだったので、初めての経験でした。

 

驚いたのは収骨の際のことです。伯父の妻である伯母とその子どもたち、孫たちは遺骨を手づかみで骨壺に納めていました。

 

それも火葬場の職員の方の指示だったので、遺骨の手づかみってあるんだな、と驚きました。

 

遺族以外の親族は箸での収骨だったのですが、遺族にとってはとても大事な人なので、手づかみでもあまり気にすることはないのかな、と思いました。

 

ちなみに私が住んでいる地域の隣町では80歳以上で逝去をした場合、葬儀の際にお赤飯がつき、他の地域の人が驚くそうです。

 

感想・解説

 遺骨を手づかみ!?

 

いやいやこれには驚きました。昔、とある男性の葬儀を担当させていただいた時、奥さん(ちょっと痴呆症が入ってる)が、炉から出てきた旦那さんの骨を一欠片拾って食べたのを見たことがあります。

 

あれは衝撃的でしたが・・・

 

斎場と火葬場は基本セット

火葬場にはたいがい斎場がセットになっています。

 

例えば東京23区では江戸川区にある瑞江斎場以外は、落合・町屋・代々幡・堀ノ内・四ツ木・桐ヶ谷・戸田・臨海の各火葬場は全て斎場が併設されています。

 

隣接の斎場から火葬場へと続く通路

(隣接の斎場から火葬場へと続く通路)

 

80歳以上は赤飯

これは天寿を全うした方の葬儀はある種の「お祭り」だからですね。地域によっては「長寿銭」という祝いのお金を配ったりと、形は違えど全国各地で様々なお祝いの要素が見られます。

 

もっとも一昔前まで80歳と言えばとんでもなく長寿でしたが、平均年齢が80歳を超えた現在においては、100歳か、せめて90歳以上でないとピンと来ないですけどね・・・

 

骨拾いは手づかみ

骨を箸で披露習慣は、遺体が穢(けが)れているという神道の考えから来ています。早く言えば直接触るのを忌み嫌ったわけです。

 

「あの世への橋(箸)渡し」などの理由は後付けです。

 

しかし、仏教には元々遺体が穢れているという考え方はありせん。神仏合流の流れが加速し、今では他の宗派は何となく受け入れてしましたが、浄土真宗だけは今でも頑なに箸による収骨を禁じています。(導師によっては見て見ぬふりをする人もいますが・・・)

 

仏教浄土真宗以外)

よほど厳格な導師でなければ会葬者による箸を使った骨拾いが一般的。

 

浄土真宗

原則箸を使った骨拾いは禁止。火葬場の職員が専用の道具を使って骨壷に遺骨を納める。特に大谷派はその傾向が強いが、東京を中心に葬儀の簡略化が著しい今日この頃においては、お寺サイドも以前ほどこうした儀礼にこだわらなくなってきている。

 

キリスト教

遺体が穢れているという概念はないので、箸を使った骨拾いにこだわらない。しかし、浄土真宗ほど厳しく箸を使った骨拾いを禁じているわけではなく、遺族や葬儀社に任せる傾向が強い。

 

まとめ

上記のとおり、遺体が穢れたものではないという仏教本来の教えから言えば、箸を使って骨を拾うほうがよほど失礼ということなのでしょう。

 

今でも原則箸による収骨を禁じている浄土真宗はもちろん、昔は他の宗派も手で拾っていた地域も多かったと推測されます。

 

現在でこそ箸で骨を拾うスタイルが大多数となってしまいましたが、仏教の考えを重んじ、せめて遺族だけでも手で拾う習慣が残っているのでしょう。

 

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