遺骨を土に撒きました!
これで文字通り故人も大地に帰るだろう!
って帰りませんよ・・・
義母の骨を生まれ故郷のお墓に埋葬した時の話です。
その時にエッ!と、思った事があります。
小さな器に「お骨」を入れて持参しました。
そのままお墓に入れるものと思っていましたが、お坊様が入れ物から「お骨」を直に墓の中へと入れたのです。
東京では、お骨は骨壺のまま納骨しますよね。そのつもりでいましたので、びっくり!しました。
脇から覗き込んだ娘の話では、どなたかご先祖様の「お骨」が見えた!とのことでした~~
え~~!との思いがしばらく消えませんでした。
義母の生まれ故郷の知り合いに聞いてみたところ、「そう。お骨は直にお墓に入れる」と・・
現在もそうなのかは聞き洩らしましたが・・
ふ~ん、そうなんだ~と、なんだか納得です。
ほんとうに亡くなると「大地に戻る」が、実感されました。これもあり!ですね。
遺骨を土に返す風習
遺骨を骨壷から出して土に返すかどうかは、東京がどうのと言うより、お寺によって異なります。
東京の場合は土地柄、遺骨を納めるスペースがアスファルトで舗装されている、あるいは舗装はされていないが、スペースの関係上、土の量が絶対的に少ないなどの理由で骨壷のまま墓に入れるケースが多いように感じます。
ですので東京であっても、十分な土があるお寺などでは、いきなり土に帰してしまう場所もあります。
ちなみに私の家の墓は以前、浅草の浅草寺の近くにあったのですが(現在は移転)、骨壷ごと墓に埋葬していました(墓の下は土)。
そして、骨壷がいっぱいになると、古いものから土に帰すという方法を取っていました。
火葬した骨は土に帰らない?
ちなみに火葬した骨は容易に土には帰りません。
これは火葬することで骨がセラミックと化してしまうからです。
いわば陶器などの焼き物のような状態です。
セラミックと化した骨が土に帰るのには最低でも数百年という長い期間が必要だと言われています。
本当に土に帰したければ、土葬しかないのですが、名目上日本で土葬は認められていません。
もちろん名目上であり、今でも地域によって土葬が行われている場所もあるらしいのですが・・・
機会があれば納骨の際に石屋さんに聞いてみてください。
知らなきゃよかった現実を知ることとなるでしょうけど・・・泣