みんなのお葬式体験談
人生には映画かドラマの中と見間違うほど、悲惨な最期を迎えられた方の葬儀に当たることがあります。
会社員をしている男性です。入社当時から仲の良かった親友を火事で亡くしました。
家族思いの男で、ローンを組んで3階建ての一軒家を購入し、子供と妻の3人で暮らしていました。
しかし、その家が火事になってしまい一家3人が亡くなってしまったのです。その話を聞いた時、彼とは3日前に話をしたばかりだったので、夢なら覚めて欲しいとの思いが頭の中を駆け巡っていたのを覚えています。
ご遺体は会館に安置をされていましたが、祭壇には棺が3つ並べられており、事故の惨劇を物語っていました。
もちろん今までこんな光景は見た事がありませんでした。何度か葬儀には参列をした事がありましたが、普通棺はひとつです。
3つの棺が遺影と共に整然と並べられており、その光景は悲しさしかありません。
葬儀が終わり出棺して火葬場に向かったのですが、火葬炉前に棺を左から順番に並べて行き、それぞれ順番に炉へと入れていきました。
お骨拾いも順番にひとりずつ行ったのですが、この世の中にこんな事があるのかと思うくらいショックな出来事で、全ての光景が初めてで、それはそれは悲惨な葬式でした。