【とんでもない会葬者の話】
香典を小銭で渡すことは、絶対にやってはいけません!
のっけから結論を言ってしまいましたが、本日の葬儀でビックリするお香典を発見。
持って来たのは故人の娘様が勤める、とある準国家権力組織の同僚の方。
通夜が終わり受付のお手伝いの方が帰ってしまった 後だった為、代わりに僕が受けることに。
差出人は「○○局□□一同」(問題があるので、詳しくは書きません)
見るからに分厚い!
と言うか香典袋がパンパン!
1人1人が奮発したのか?
はたまた、所属部署がかなりの大所帯なのか?
よっぽど会社で慕われてるんすね!
そんな娘様を育てた故人様は、大変に素敵な方だったに違いない!
お気持ちの沢山詰まった御香典、確かにお預かりいたします!
あざーす!!!
受け取った次の瞬間
ジャリ・・・
ジャリって?
お札に混じって・・・小銭やんけー!
ってか重っ!!!
だたいまお客様のお口座に入金させていただきますので、そちらのお席にお掛けになって少々お待ちください~い。
ってここは、銀行の窓口かー!?
恐らく先にキリの良い金額を決めて、人数で割った結果、この様な残念な結果になってしまったんでしょうね・・・
札と小銭の混成部隊とは・・・
それにしてもご丁寧に差出人は、お金にと~っても縁の深い仕事をしている、準国家権力のイチ組織というオチ付き。
黒○総裁出てこいやー!!!
「銀行の銀行」の行員がこんな調子で、この国は本当に大丈夫か?
と思わず疑いたくなってしまいますね。
風習として線香やロウソク等の消耗品代として、小銭を置いていく地域はありますが、言うまでもなく、いわゆる通常の【お香典】に小銭はNGです。
金額自体はべらぼうな金額ではありませんでしたので、
- 一旦お香典を持っていく人間なり上司なりが、自分の手持ちのお札を包む
- 銀行でお札にしてもらう
- 例えばひとり五百円ずつであれば、2人まとめて千札で回収するなど
いくらでも手はあったでしょうに・・・
金額に対する縛りはありませんので、「一同」「代表」「複数連名」の場合は、五千円、一万円、三万円のように、是が非でもキリの良い金額にしなければならない、 ということはありません。
香典を包むという気持ちが一番大切ですが、基本的なマナーも知らない人間なのかと、お香典を出したことがあだとなってしまわぬよう、最低限のマナーは身につけて式に臨むようにしてくださいね。
ちなみに「一同」「代表」の場合受け取る返礼品は、
「辞退」
が正解です。(「複数連名」の場合はひとつ)
「一同」や「代表」の場合でどうしても受け取りたい時は、ひとつだけ受け取りましょう。(常識的な数の範囲で、礼状だけなら複数枚受け取っても構いません)
このあたりも忘れないでくださいね。