死人の詩 -シビトノウタ-

葬儀屋バカ一代の葬式ブログ。誰もが気になる葬儀の話。実際にあったおかしな葬式や失敗談、仏事で役立つ葬儀豆知識など。

ニーチェ先生的な喪主-真実は神仏のみぞ知る!?

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とんでもないご遺族の話

 

以前、妙に世の中を悟った哲学的コンビニ店員、『ニーチェ先生』が人気を博していましたが、そんな感じのご遺族の話。

 

ニーチェ先生的な喪主-真実は神仏のみぞ知る!?

ニーチェ先生

 

都内で長年小さな居酒屋さんを営んでいらした方の葬儀でした。

 

最近の葬儀では司会が式の合間合間に、故人様の「人となり」についてのナレーションを入れます。

 

その為、式が始まる前の時間に、ご遺族と司会の人間を交えて打ち合わせを行います。

 

今回は喪主様(故人の長男)と喪主の奥様を交えての打ち合わせでした。

 

 

お店の名前は北海道のとある有名な地名。

 

故人と奥様、そして奥様が倒れられた後は、ご長男様と二人三脚で切り盛りされてきたお店。

 

きっと様々な思い出が沢山詰まっていることでしょう!

 

ではいってみよう!

 

「故人様は北海道ご出身ですか?」

 

喪主様

「いえ、両親とも実家は九州ですが・・・」

 

「それでは元々北海道の方にルーツがあるんですか? 或いは北海道料理を中心に出されていたとか?」

 

喪主様

「いえ、ルーツは関西ですし、料理は九州の料理中心です。ちなみに材料は安くて美味いものであれば、 産地はどこでも。」

 

「でもお店の名前が北海道の地名ですよね?」

 

喪主様「正直よく分かんないんですよね・・・。昔ちらっと聞いたんですが忘れました。ハハハ・・・」

 

「そ、そうですか・・・」

 

司会

「お父様は亡くなる直前までお店に立ち続けていらしたそうですが、よっぽどお店が大好きだったんですね。」

 

喪主様

「いえ、生活の為にやってましたけど、実のところあんまり好きじゃなかったみたいですね。ホントはもっと早くにやめたかったみたいなんですが、常連さんの手前なかなかやめられずに・・・」

 

司会

「じゃあどちらかと言うと、ご自分が飲む方がお好きな感じで?」

 

喪主様

「いえ、父はお酒は一滴も飲めません。」

 

司会

「でも雰囲気はお好きだったんじゃ無いんですか? みんなでワイワイといった感じの・・・。」

 

喪主様

「いえ、父は寡黙な人間で、あまり賑やかな所は好きじゃ無かったんですよ。」

 

司会

「そ、そうですか・・・」

 

焦る葬儀の司会女性

 

かっ、噛み合わん・・・

 

全くもって噛み合わん・・・

 

 

その後も会話は全く噛み合わないまま進行。

 

それでもどうにか話をまとめて打ち合わせは終了。

 

司会が「貴重なお話ありがとうございました。」と言うと、喪主様が一言。

 

「でも今語った内容は、あくまでも僕達から見た父であって、結局人間の本質なんて、当の本人にしかわからないものなんですよね。 イヤ、実際のところ本人にもわからないものなのかも・・・・ まさに宇宙の真理と同じ・・・か・・・アハハハハ(乾いた笑い)」

 

深いよ・・・深すぎるよ( ̄□||||!!

 

ってかアハハハじゃないよ・・・

 

「人の本質と宇宙の真理は神仏のみぞ知る」ってか?

 

父親の人柄聞かれて、祭壇見ながら哲学語るのやめてもらっていいですか!?

 

あんたはニーチェか!?

 

間もなく故○○様の通夜式を開式とさせていただきます。


良き夫であり、良き父であった故○○様。

 

若い頃から居酒屋を切り盛りし、通ってださる常連さんの為にと、不本意ながらも長年お店を守り続けた○○様。


その人となりや本質は、他人には到底知りえない、宇宙の真理に同じ。

 

まさに仏のみぞ知るところでございます。

 

真実は神仏のみぞ知る

 

 

ってナレーション司会に入れさせちゃうYO!?

 

会葬者どん引きだろうけどね!

 

( ̄■ ̄;)!? 

 

 

合わせて読みたい!いや、読んでいただきたい!

いやいや、読んでくださいm(__)m!

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