【とんでもない遺族の話】
以前、妙に世の中を悟った哲学的コンビニ店員、『ニーチェ先生』が人気を博していましたが、そんな感じのご遺族の話。
都内で長年小さな居酒屋さんを営んでいらした方の葬儀でした。
最近の葬儀では司会が式の合間合間に、故人様の「人となり」についてのナレーションを入れます。
その為、式が始まる前の時間に、ご遺族と司会の人間を交えて打ち合わせを行います。
今回は喪主様(故人の長男)と喪主の奥様を交えての打ち合わせでした。
お店の名前は北海道のとある有名な地名。
故人と奥様、そして奥様が倒れられた後は、ご長男様と二人三脚で切り盛りされてきたお店。
きっと様々な思い出が沢山詰まっていることでしょう!
それではいってみましょう!
選手交代
かっ、噛み合わん・・・
全くもって噛み合わん・・・
その後も会話は全く噛み合わないまま進行したが、それでもどうにか話をまとめて打ち合わせは終了。
司会が〆の一言
するとすかさず喪主様が返す。
深いよ・・・深すぎるよ( ̄□||||!!
ってかアハハハじゃないよ・・・
「人の本質と宇宙の真理は神仏のみぞ知る」ってか?
父親の人柄聞かれて、祭壇見ながら哲学語るのやめてもらっていいですか!?
あんたはニーチェか!?
『ニーチェ先生』
間もなく故○○様の通夜式を開式とさせていただきます。
良き夫であり、良き父であった故○○様。
若い頃から居酒屋を切り盛りし、通ってださる常連さんの為にと、不本意ながらも長年お店を守り続けた○○様。
その人となりや本質は、他人には到底知りえない、宇宙の真理に同じ。
まさに仏のみぞ知るところでございます。
ってナレーション司会に入れさせちゃうYO!?
確実に会葬者どん引きだろうけどね!
( ̄■ ̄;)!?