とある方の遺品の中から見つけた本。
『伝え方が9割』
上手に物事を相手に伝えることができれば、様々なことがうまくいく!
分かってはいても、自分の思ってることや考えていることを、上手に人に伝えるのってなかなか難しいですよね。
自分の思っていることが相手にうまく伝わらいない。
自分はそんなつもりで言ったわけではないのに、相手の印象を悪くしてしまい、後からそれを知って、深い後悔と自責の念にかられた。
皆さんもそんな経験の一度や二度や三度や百度はあるのではないでしょうか?
昔、某大手通信企業で働いていた時のことで、今でも忘れられない言葉があります。
私の担当していたお客様から契約に関して、「最初の話と違う」というクレームのお電話がありました。
当然私はそのことで上司から呼び出だれ、 ひどく怒られました。
若かった私は、口を尖らせながら、
「私はちゃんと説明したと!自分は悪くいない!」 と言い張りました。
実際に自分では毎回契約の際には、誰よりも細かく説明しているという自負がありました。
しかしその時上司から言われたことが、
重要なのは 「どう伝えたか」ではなく「どう伝わったか」だ。
という言葉でした。
この言葉を聞いて、ハッとさせられたのを今でも鮮明に覚えています。
なかなか実行できないのですが、この言葉は今でも自分の中で大切にしている言葉のひとつです。
残念ながら人間は言葉にできないものは識別できません。
言い換えればこの世の森羅万象(あらゆる現象、宇宙に存在する一切のもの)を識別する唯一の手段が言葉ということになります。
十人十色。 ひとりひとり感じ方も考え方も違う中で、唯一の識別手段である「言葉」を駆使して、相手に正確に自分の思いを認識・識別させる。
そう考えてみるとなかなか奥が深い世界ですが、いずれにせよ自分の思いや考えを正確に相手に伝えるのは、簡単なようで案外難しいものですよね。
取り敢えず?今週は絶対に有給を取る旨、しっかりと社長に伝えるぞ!
社長にガツンと言ってやる!
社長、今週有給をいただきたいっす!
え?理由ですか? 何て言ったらいいのか・・・
いや・・・実は・・・
死んだおばあちゃんが危篤で・・・
あー!!! 伝えるのって難しい!!!
<(T◇T)>うぉぉぉぉぉ!!!