40代の死因第三位は心疾患。
30代・40代の突然死は自分とは関係ないと言えるのでしょうか?
松浦亜弥のものまねで人気を博した前田健さんが急死したニュースが日本中を駆け巡っりました。享年44歳。
奇しくも海を渡ったドジャースのマエケンこと前田健太投手が大活躍を続けている今日この頃。連日連夜踊るマエケンの文字を見慣れた我々に「マエケン死亡」の文字はあまりにも衝撃が強かったのでは?
実際に死亡したのは「マエケン」は「マエケン」でも28歳の前田健太投手ではなく、ひとまわり以上歳上の前田健さんの方だった訳ですが、それでも亡くなるにはあまりに早すぎると言うしかありません。
(日本タレント名鑑)
死因は虚血性心疾患
虚血性心疾患
冠動脈の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称である。
日本人の危険因子
- 加齢:男性45歳以上、女性55歳以上
- 冠動脈疾患の家族歴(両親、祖父母、兄弟、姉妹)
- 喫煙
- 高血圧:
- 肥満
- 耐糖能異常(境界型および糖尿病型)
- 高コレステロール血症
- メタボリックシンドローム
- 精神的、肉体的ストレス
ぱっと見の感想は、メタボ・太り過ぎ・生活習慣病・不摂生・・・そなん所ではないでしょうか。
大雑把に言えば太り過ぎて、コレスレロールにより血管が詰まり、死ぬ・・・
ちなみに前田健さんは慎重174㎝、体重80㎏
「デブ」(言葉が悪くて申し訳ない)と大声で叫べるかどうかは微妙ですが、典型的な中年太り体系ではあることは確かでしょう。
現にこの数字を聞いて、自分のおなかの肉をつまみながら、身震いしている中年男性は大勢いるはずです。
2014年に虚血性心疾患(急性心筋梗塞や狭心症を含む)で亡くなった人は男女あわせて73885人。
うち40~44歳で亡くなった人は659人、45~49歳で亡くなった人は938人。合わせて1597人。
率でいえば、40代で虚血性心疾患で亡くなる人は、全体の2パーセントにすぎない。
しかし1000人を超える40代が毎年虚血性心疾患で亡くなっているのだ。これは無視できる数ではない。
このほか、生活習慣に起因する脳血管疾患で亡くなる40代は2009人など、2000人を超える人が亡くなっている。
(榎本英介)
実際に40代の死因は 1位自殺 2位ガン 3位心疾患 との情報もあります。
そして何より葬儀屋をやっていて感じるのは、心疾患や糖尿病、高血圧など、30代・40代の太り過ぎが原因と思われる死亡は少なくないということです。
もちろん死者全体数からすれば遥かに少ない。天寿を全うした人間に対して、若い人の葬儀が非常に記憶に残り易いというのもあるでしょう。
だがしかし、感覚的には「少なくない」というのが本音です。
この辺りは葬儀屋や医療関係者にしか分からないところであり、読んでくださる人には大変申し訳ないのだが、これが事実です。
もう少し分かりやすいように具体例をあげると、今年に入って覚えているのは、以下の2人。
前田健さんくらいの背格好の33歳・男性(虚血性心疾患)
前田健さんより少し大柄の39歳・男性(糖尿病・高血圧)
どちらも30代であり、ひとりは心疾患ではありませんが、生活習慣病の延長線上という意味では共通点が多いでしょう。
まさか自分が・・・
既に大きな病気を宣告でもされていない限り、人間だれもが「まさか、自分に限って・・・」と思ってしまうものです。
しかし、世の中すべてがそう上手くはいきません。
若くして不慮の事故で命を落とすなど、どうしようもない場合もあるでしょう。
しかし、生活習慣が起因する病気は、自分の心がけ次第で落とさなくても済む命というのも出てきます。
「美味い物は脂肪と糖で出来ている」(からだすこやか茶)が示す通り、贅沢や不摂生を繰り返せば、少なからずその反動は身体に返ってきます。
多くの人間はそれに耐える体を持ち、平均寿命80年以上と言う数値をたたき出してはいますが、30代・40代の時の自分の体が、その反動に耐えらる肉体だという保証はどこにもありません。
大半の人間が大丈夫なのだから、自分も大丈夫なハズ!とタカをくくって、結果的に大きな代償を払わされる事態だけは避けなければなりません。
最後にもう一度だけ。
生活習慣病に起因する30代・40代の葬儀は・・・
「少なくない!」
合わせて読みたい!いや、読んでいただきたい!
いやいや、読んでくださいm(__)m!