【とんでもない遺族の話】
90代の女性の葬儀
送り出すのは仲は良いが、少々口が悪くて個性的な遺族親族。イロイロあった
出棺前の挨拶は喪主(70代の故人の長男)が務めたが、これが近
兎に角長いのだが、支離滅裂な内容と指示語のオンパレードで、言
止めれば良いのに、変なゾーンに突入した喪主が更なる深みへと落
故人の孫たちに語りかける。
分かるかー!
どの世代でも分かる訳ねーわ!
もうそれが日本語と言うだけで、例えギリシア語でもアゼルバイジ
それが5分、10分と続き、周囲は完全に理解しようとする努力を
その時、
後方からの突然の声に振り返ると、そこには故人の次男が。
この2人、決して悪い人達じゃないんだが、両者共に若干アクが強
大滝秀治か!?
まぁ、でも正直助かった。誰もが喉元まで出かかっていたけど、言えな
お花入れの儀から長時間立ちっぱなしで、若干フラフラの平均年齢
しかし安堵したのも束の間。これで収まらないのが、今回の遺族だ
不謹慎!!!
まさかの兄弟喧嘩勃発。
棺の小窓をパッカーン!
たがら死人で遊ぶんじゃねー!
\(◎o◎)/!
まさかの巴戦!
ご両人!どっちの話も確実に余計だってつーの!
突然素っ頓狂な声を上げる弟。
インクの抜けたボールペンのプラスチック部分だけを摘んで、不思
(故人の)ひ孫よ、突っ込むポイントはカクジツにそこじゃねー!
ひとしきり舌戦を繰り広げた後、ふと、喪主が呟く。
どこからとも湧き上がる、温かい笑いに包まれ、場が和む。
批判覚悟で言わせていただければ、醜い兄弟喧嘩のくだりから、まさか最後はこんな美しい展開になるとは思ってもみなかったから、ちょっとびっくり・・・笑
いずれにしても故人も草葉の陰から、ハラハラ、ゲラゲラ、さぞ忙しかっただろう
それにしても、遺体で遊ぶのはやめてね!って思ったとんで
【とんでもない葬儀屋の話】
都内の病院でお亡くなりの方。家に帰ることだけを目標に、2年に
そんな事情もあり、ご遺族たっての希望で、病院から1日ご自宅で
安置所までの搬送は私とサブスタッフの2人で行った。故人が小さな
多少遠回りにはなるが、故人のことを思えばお安い御用だ。
遺族に見送られ、目的地を目指す。
喪主様から「狭い路地の一角にあり、分から辛い」と聞いてはいたが・
想像以上に入り組んだ路地。
周りをキョロキョロ見渡しながら、走っていると・・・
やってしまった!
故人の店の前辺りに差し掛かった時、一方通行の路地を逆走してい
しかもそんな時に限って事件は起きるもの。慌てて走り抜けようと
前からチャリで巡回中の中年ポリスメンがやって来る。素知らぬフ
免許証を受け取り、お決まりの違反処理を始める警察官。
※葬儀屋がご遺体の搬送に使う搬送車両(寝台車・霊柩車)はタク
事の成り行きを伝える。
車の後部に積んである棺を運転席から覗き見ながら、警察官の顔が
腕組みをして天を仰ぐポリスメン。
その瞬間、
ガシャーン!
遺族の希望でドーム型棺の上に乗せてあった、キーケース(店の鍵
どうやら細い道をクネクネ走ってるうちに落ちそうになり、ギリギ
ビクつく3人。
次の瞬間・・・
苦渋の表情で声を絞り出す警察官。
予想だにしなかったポリスメンの言葉に、戸惑いが止まらない。
えー!最後の一言はどうかと思うけど!
何だかんだ言っても警察官も人の子だな〜(*^-^*)
まぁ、何れにせよ助かった。
丁寧にお礼を言って、走り出そうとしたら、再び警察官に止められ
恐る恐る止まると、
豪快に笑いながら、寝台車の前を走って行く。
警察官って、怖いイメージしかないけど、案外良い人も多いんだな
警察官に見送られ、寝台車はゆっくりと式場に向かう。
車内に何とも言えない温かい空気が流れる。
サブスタッフからの意外な一言がぶっ放されるまでは・・・
安堵したのも束の間。助手席のサブスタッフが発した一言に、再び車内が
NOー!!!
見つかってたら、即免停必至!!!
車の運転できない葬儀屋なんて、まさに【飛べない豚はただの豚】
式場にご遺体を安置した足で、車検場に車を持ち込んだことは言う
この世に霊がいるのかどうかは知らないが、間違いなく命なき者に
皆さんも車検切れと交通ルールにはくれぐれもご注意をm(_ _)m
私は迷っていた・・・ このまま直進すべきか、信号を左折すべきか。 普段なら十中八九直進するのだが、その日はどうしてそうしようと思ったのか、今考えてみても良く分からない。兎に角私は左折することにした。 ウインカーを出して、ハ[…]
ブタは絶対的禁忌
ムスリム(イスラム教徒)にとっての食事や食べ物と言われて真っ先に思いつくのは「豚」ではないだろうか?
繁殖力が強いことから【富・繁栄】の象徴として、日本はもちろん世界中で縁起物として人気の高い豚だが、ことイスラム教徒にとっては豚の存在は、非常に大きな禁忌なのだ。
けがれた存在として食することが禁止されているだけでなく、存在そのものが「悪」とされている。
そんな豚の扱いがよくわかるエピソードをご紹介。
西遊記から猪八戒が消える
西遊記といえば、三蔵法師が天竺に仏教の経典を取りに行く物語。三人の家来とともに幾多の困難を乗り越える姿は、いつの時代も子供たちを興奮の渦に巻き込むものです。
ところで三人の家来といえばもちろんこの面々。
- 猿の孫悟空
- 河童の沙悟浄
- 豚の猪八戒
ところがマレーシアでこの三人の中のひとりにある異変が起こっています。
中国の伝奇小説「西遊記」は日本でもよく知られている。天竺(いまのインドのあたり)に経典を求めて旅をする三蔵法師と従者の孫悟空、沙悟浄、猪八戒が織りなす波瀾(はらん)万丈の物語。
これを題材にした香港映画「モンキー・キング2」がマレーシアで公開されたが、首都クアラルンプールで見たポスターはどこか変だ。もとのデザインにはあった猪八戒の姿が消えている。
なぜ隠したのか?
配給会社は地元メディアに対し「演じた俳優の知名度が低い」と弁明するが、言葉通りに受け取る向きは少ない。
猪八戒は豚がモデル。豚を忌避するイスラム教徒の反発を恐れ、配給会社が自主規制したという見方が多い。マレーシアの人口約3000万人のうち、マレー系が6割を超える。ほかに中国系の華人やインド系など。マレー系の多くが信じるイスラム教を国教に掲げる。
レーシア:「猪八戒」の姿が消えた街
日本経済新聞
その自由奔放で人間味あふれる性格から、中国では孫悟空を凌ぐほどの人気を博する猪八戒。
一方で禁忌とされる豚が活躍することから、中東をはじめとするイスラム国で西遊記自体、ほとんど知られていない。
【ベネツィアのマルコ】遺骸搬送
イタリアにある水の都「ベネツィア」の守護聖人、聖マルコ。
街の中心にそびえ立つ「サン・マルコ大聖堂」には、 マルコの遺骸が眠っている。
しかし、その遺骸はエジプトのアレキサンドリアにある「サン・マルコ大聖堂」から盗んできたものだったということをご存知だろうか?
以前アレキサンドリアはキリスト教きっての重要都市だったが、その後イスラム教徒に占領され、サン・マルコの墓も荒らされていた。
そこで自分たちのベネツィアに博をつけようと、著名な聖人の遺骸を探していた、商人たちがマルコの遺骸の運び出しに着手する。
しかし、そのまま運び出しそうとすれば、当然支配しているイスラム教徒に阻止されてしまう。そこで船に乗せた遺骸の上にキャベツと豚肉を敷き詰め、イスラム教徒の検問を無事通過したというものだ。
イスラム教徒にしてみれば、一刻も早く豚を遠ざけたかったために、ろくに検査もせずに通過させたのだろうが、まさかその下に聖人の遺骸が隠されていようとは、夢にも思っていなかっただろう。
吉村作治の離婚の原因は豚
世界的なエジプト考古学の権威として名高い早稲田大学の吉村作治氏。
エジプト滞在中にイスラム教に改宗し、エジプト人と結婚したが、その後離婚。原因は帰国して日本での定住を決意した吉村に対し、エジプト定住以外は認めない姑との間に争いが起こったこと。
しかしその他にも妻に内緒でこっそりチャーシュー(豚肉)入りのラーメンを食べてしまったことが妻にバレたことも大きな一因とされる。
以前何度か講演を聞きに行くこともあったが、「どうしても我慢出来なかった」といった趣旨のことを語っていた記憶がある。
豚肉を食べさせられた男性が食事を拒否
イスラム教徒に誤って豚肉 男性は2週間食事取らず(東京入管横浜支局)
東京入国管理局横浜支局(横浜市金沢区)が、豚肉を食べることが戒律で禁じられている収容中のイスラム教徒の男性に、誤って豚肉を提供し、謝罪していたことが28日、同支局への取材で分かった。
同支局によると、強制退去手続きのために収容されている男性はその後2週間、入管が提供する食事は取らず、水と医師の処方による栄養補助剤だけ口にしており、ハンガーストライキに入っている。
12日の昼食の弁当にベーコン入りのサラダを提供。男性が食べる前に気付き、入管側に伝えた。
イスラム教徒への食事は通常、委託業者に豚肉を使わないように入管側が依頼し、届いたものを職員が確認しているが、男性の弁当の中身を委託業者と入管職員の双方が十分に確認しなかったことが原因とみられる。
産経ニュース
2週間、水だけというのはかなりの覚悟がなければ出来ないことだ。
蚊遣豚にブタ貯金箱に紅の豚。
日本人にはとっても馴染み深い生き物なのだが、所変われば何とやら・・・
拒絶反応
著名な作家がイスラム圏を旅したとき、とんでもないいたずらを思いついたのだそうです。
「イスラム教徒に豚肉を食べさせたらどうなるやろか」
というわけです。そこで豚肉が原料のソーセージを焼いて、知り合いになったイスラム教徒たちに振る舞ったのです。
すると彼らは、「うまい、うまい」と、それらを食べてしまいました。 やがて宴が終わるころ、SF作家が種明かしをしました。
「さっき君らが食ったんは、じつは豚肉やったんやでぇ」
その瞬間、彼らは顔面蒼白になり、嘔吐しはじめました。やがて全身の痙攣が始まり、呼吸困難になり、顔面は真っ青……。
救急車を呼ばねばならなくなるし、警察官が来て尋問を受けることになるし、すんでのところで逮捕されそうになったといいます。
嗜好品文化研究会
思わず人間の肉を食べさせられた時の、人の反応に似ていると思ってしまった。
まとめ
これらのエピソードからイスラム教徒が如何に豚という存在に対して、激しい拒否反応を持っているかが分かる。
もちろん厳格なイスラム教徒と、比較的ゆるいイスラム圏のイスラム教徒ではその強さに違いがあるだろう。
また、個人差によるとことも大きいだろう。
厳格な地域のイスラム教徒が、
「アラーも見てはいないよ」「郷に行っては郷に従え」などととうそぶきながら、平然と豚肉を口にする光景も幾度となく目にしたことがある。
しかし、多くのイスラム教徒にとって、豚は悪の権化以外の何物でもない。
エジプト留学中に何度も「本当に日本人は豚を食べるのか?」と聞かれ、うなずく私を見て目の色を変えるエジプト人にどれ程遭遇したことか。
自分の体験を踏まえて、【イスラムと豚】というテーマは、なかなか興味深い。
何にせよ、世界を見渡してみると、時に我々は宗教の持つ力の大きさを、まざまざと見せ付けられることがある。しかしこうした場合、多くの日本人はそうしたことを積極的に理解しようとはしない。
特に宗教離れが著しい日本の若い世代にとって、宗教の力は想像をはるかに超えるものであり、おいそれとは理解できないものである場合も少なくない。
しかし、積極的に相手の宗教を理解しようとする姿勢なくして、相互文化理解、ひいてはその先にある世界平和の実現がありえないのもまた事実だ。
時として『何もしない』ことは、無罪ではない。
世界平和はそのさえたるものだろう。
怖い怖いと言いながらも、イスラム過激派の暴走を、どこか遠い国の出来事として傍観している多くの日本人の姿が、今の混沌とした世界を作り出すひとつの要因であることを決して忘れてはならない。
私の家は当時としては珍しく、両親が共働きだった。
母親も第一線でバリバリ働く女性で、稼ぎも一流だったが、専業主
そんな事情もあり、私は半分祖父に育てられた。
大好きだった祖父が亡くなったのは、私が小学生の時だった。
棺の中に横たわる祖父の姿は、ぞっとするほど青白く、不気味で、
弔問に訪れる知らない大人たちと、知らない顔の祖父、斎場の張り
目から溢れんばかりの涙を溜め、青白い顔でゼェゼェと息をする私
まさに悪魔の一言だった。
まだまだ悲しみをグッとこらえて、遺族は気丈に振る舞うのが日本
そうした背景を鑑みれば、特段的外れな発言でもないし、言った本
悲しみを吐き出す場を失った私は、式が終わるまでの時間、必死で
それは想像を絶するほどの苦痛を私に強いた。
永遠に続くと思われた時間もようやく過ぎ去り、通夜振る舞いが始
大人たちが赤ら顔になり、子供の存在など忘れた頃、手持ち無沙汰
中に人の気配を感じて、慌てて引き返そうとすると、その人物が優
その声に促され、恐る恐る式場の中に足を踏み入れる。
手招きされるままに棺の前に進むと、その人はゆっくりと棺の蓋を
その言葉を聞いて、祖父との思い出が一瞬にして頭の中を駆け巡る
泣いたらダメだ!必死に歯をくいしばる私の姿を見て、その人が微
その言葉に涙がせきを切ったように溢れ出す。
もう私には溢れ出す涙を止める術は持ち合わせていなかった。
その人はそう言いながら、泣きじゃくる私の背中をずっとさすって
そうしてしばらく泣いていただろうか。
泣き疲れて涙でぐしゃぐしゃの私の顔をハンカチで優しく拭いてく
その言葉に救われた。
私の悲しみが100%だとしたら、解放されたのはせいぜい5%くら
だが私にとって、それはとてつもなく大きな意味を持つ5%だった
告別式は幼いなりにしっかりと祖父の死と向き合い、自分なりに納
釈迦は【生きることは苦しみだ】と説く。
愛別離苦・・・愛する者との別れは、格別に辛いものだ。
しかしどんなに近しい人を亡くして、深い悲しみを背負ったとしても、我
これがまたたまらなく辛い。
そんな中、悲しみに耐えて、気丈に振る舞う日本人特有の美徳を否定するつも
それが自らが明日から前を向いて生きていくにあたって、最良の道
でももし大切な人の死に心が壊れそうになりながらも、じっと耐え
深い悲しみに耐えきれず、人目もはばからずに泣き崩れている遺族
無くした存在の大きさに絶望して、小部屋でひとり、想いにふける
彼らは皆、一様にまた明日らか、前を向いて生きていかなければな
イスラムの基本理念
【イスラム】とはアラビア語で「委ね」を意味する。委ねる対象は勿論「神(アッラー)」。ちなみに【アッラー】とはアラビア語でズバリ『神』の意。
これは人間の力ではどうにもならない厳しい自然環境で、良くも悪くも人智の及ばない次元での「誰かのせいにしたい」という運命論的思考が働くのは、古今東西、洋の東西を問わず人間という存在の常なのだろう。
しかし、「委ね」にはもうひとつ意味が存在する。それは元来「人間とは怠惰な生き物だ」という、謂わば性悪説に似た考え方だ。だからこそ自由にしてしまっては、堕落の一途をたどる。
そこで神が厳しく管理するというのが、イスラムにおける「委ね」の基本理念だ。神からのメッセージと共に、厳しい神からの管理体制を紹介したい。
五行
イスラム教徒(ムスリム/モスリム)が守るべき、最も重要な5つの行いを【五行】という。具体的には下記の5つの行いを指す。
信仰告白(シャハーダ)
「アッラーの他に神はなし、ムハンマドはアッラーの使徒である」
イスラム教徒(ムスリム)になる場合、「敬虔かつ公正な男性イスラーム教徒」2人の前で信仰告白を唱えれば、その瞬間からムスリムとして認められる。
教会に赴き神父(牧師)から洗礼を受けるキリスト教や、僧侶から戒を授かる(授戒)仏教に比べて簡素。キリスト教における洗礼名や、仏教における戒名に当たる特別な名前も無い。
人が何かを信じることはごく自然なことであり、その証明に特別な儀式や面倒な手続きなど、不必要というメッセージだろうか。
礼拝(サラート)
1日5回メッカに向かっての礼拝義務。
- 夜明け(起床)
- 夜明け後(仕事前や午前中のブレイクタイム)
- 昼(昼休み)
- 日没(仕事終わり)
- 夜(就寝前)
ここまで書けば、何かにお気付きだろうか?
目覚まし代わりの1発目から始まる礼拝は、神の定めた、ある種のタイムスケジュールだ。純粋に神への信仰心を示す為の行為の裏には「規則正しい生活をせよ」との神からのメッセージが込められている。
金曜日(イスラム教の祝日)は少なくとも1回はモスクに出向き、皆と共に礼拝することが良しとされる。
地域内でのコミュニケーションを活性化させ、結束力を高めよとのメッセージなのだが、今日の日本人にとっては何とも耳が痛い。
喜捨(ザカート)
裕福な者が貧しい者へ行う寄付・喜捨・施し。
現在では「ザカート」を一定の財産にかかる財産税(救貧税)、「サダカ」を自由喜捨と呼んで区別しているが、元々はどちらも自主的な喜捨を表す。
共同体としての性質の強いイスラム世界が生み出した、社会福祉システムが、この喜捨制度。そこには富や成功とは(神の意思による)周囲の協力があってはじめて得られるものとの考えがある。
故に「周囲に感謝し、他の人々を気遣う心を忘るべからず」という神のメッセージがある。人間はひとりでは何も出来ないということだ。
断食(サウム)
イスラム暦(ヒジュラ)の第9番目の月(ラマダーン)の1ヶ月間、日の出から日没までの間、飲食・喫煙・性交の禁止。
ヒジュラは太陰暦の為、その年によって時期は異なる。
唾液を飲みことは禁止されているわけではないが、敬虔なイスラム教徒の男性は、唾すら飲まない。
- ある程度腹を空腹にすることで、節度とバランスを保った生活環境を構築する。
- 体を休める。
- 食べ物の有り難みを知る。
- 思考を活性化させる。
食を断つというイメージが強いが、その他にも騙す・暴力・喧嘩・邪な考えを巡らす等の良くない行ないを断ち、寄付やその他多くの善行に励むことが求められる。
- 自らの行いを省みて品格を高める。
- 今までの罪を洗い浄める。
- 自らが苦しみを体験することで、他人の痛みや苦しみを知る。
- 社会の連帯感を高め、弱者を救済する。
上記の事柄を目的とした謂わば「精算・浄化・再生」の期間だ。
小さな子供、妊婦、老人、病人、旅行者、重労働者、戦争中の兵士等、正当な理由のある人間は免除されており、柔軟性は比較的高い。(出来る限りにおいては、諸事情が解決した後、やり直す事が求められる。)
うっかり食べてしまったらどうだろうか?
答えは問題にはならない。
また、生命に関わる薬の投薬等は禁止されていない。
昼夜を通した断食や、ラマダン月以外の月も断食を行うことは、原則禁じられている。身体を激しく痛めつけることを目的としていないからだ。
「いつもいつも好きな物食って、やりたい放題しながら生きてるんだから、1年にひと月くらい我慢というものをしてみろ!」
「空腹で活性化した頭で自らの行いを省み、行動を改め、そしてその証として他人の為に善行をしてみろ!」
暴飲暴食で酷使した体を休め、貧しい人を思いを、自らは食べられることに、ひいては生きていることに感謝しろ!」
「家族やなかなか会えない親戚・知人を招き食事を共にしろ!彼らに感謝し、人と人との親交を深めろ!」
これが神からのメッセージだ。
巡礼(ハッジ)
一生に一度イスラム最大の聖地メッカ(マッカ)にあるカアバ神殿へ巡礼する行ない。イスラムへの忠誠心をより強固なものにする目的があり、イスラム暦(ヒジュラ)の第12番目の月の8日~10日を中心に行われる。
他の五行と違い、経済的・体力的に可能な人間だけが行えば良いとされており、必ずしも強制ではない。
ハッジを完遂した者は、イスラム社会で大きな尊敬を集めていたが、近年は経済・交通手段の発達により、メッカから遠く離れた地域のムスリムにとっても、ハッジは一般的な行ないとなりつつある。
義務ではないが、イスラム教第2の聖地メディナ(マディーナ)の「預言者のモスク」(ムハンマドの墓)にも詣でることが通例となっている。
ハッジはムスリムにとっての夢であり、人生におけるひとつの大きな目的となっている。イスラムへの信仰心を強大なものにさせ、イスラム社会の連帯を構築する為の大きな役割を担っている。
それでは裏に隠された神からのメッセージとは?
今でこそ旅行は一般的な娯楽となりつつあるが、昔は旅行など庶民にとっては夢のまた夢だった。
その旅行に大義名分を与えたのがハッジだ。タダでさえ娯楽の少ない時代。毎日毎日働き詰めの中、人生そのものに夢や希望を与えるのに大いに役立ったはずだ。
つまり一生に一度くらいは最大級の娯楽である旅行を楽しみ、同時に幅広い見識と高い信仰心を得よ!というのが神からのメッセージだ。
六信
ムスリムが信じるべき六つの事柄についても、簡単に示しておく。五行と合わせて「六信五行」と呼ばれ、イスラムの根幹を支えている。
- 唯一神「アッラー」
- 天使
- 啓典(イスラムの聖典コーランなどの4つの啓示書物)
- 使徒・預言者
- 来世
- 定命(この世の森羅万象は全て神の意思により定められる)
まとめ
如何だっただろうか?
厳しい戒律の裏に隠された、意外な真実を知ると、少しだけイスラム教に興味が湧いてきはしないだろうか?
いずれにせよ原理主義を声高に唱える一部の過激派によって、「イスラム=テロ」のイメージが定着してしまったが、殆どのイスラム教徒は、蛮行など望んでいない。
厳格な神の管理下のもと、心から世界の平和を願って暮らしている。
アメリカをはじめとする西洋諸国のプロパガンダに乗っかって、「イスラム=敵」という極端な思考に走ることは、待っていただきたい。
少しでもイスラムを身近に感じ、お互いが理解し合うことで、混沌とした世界に平和が訪れることを願って止まない。
Instagram(自然)
珍しい菊が見れると言うので、出入りの花屋さんに連れられて市場へ。
根から着色料を吸わせ、レインボーカラーに仕上げた特許取得の菊だそうです。
素晴らしいですね!
でも・・・ちょっと葬儀には向かないかなぁ・・・
メタノールの飲用中毒死
ベテランの葬儀屋スタッフとお酒を飲みながら、メタノールの飲用中毒により死亡した人の葬儀の話を聞いた。
お酒に入ってるのはエタノール、飲んだら二度とお酒が飲めなくなる可能性があるのがメタノール。
名前が似ているため、しばしば比べられる二つの物質について、用途・特徴・世界における中毒例・治療方法・致死量・死に至るメカニズムなどについてまとめてみた。
エタノール(エチルアルコール)概要
普段私たちが口にするお酒に含まれるアルコール。体内で無毒化されるので、過度の摂取に気をつければ死ぬことはない。
食用以外にも、有機溶剤や消毒剤として様々な工業製品に利用されている。
尚、食用・医薬用以外のエタノール(工業用アルコール)は、毒性の極めて高いメタノールとの混合材であることが多く、飲用することは大変危険である。
化学式
用途
酒(アルコール飲料)・みりん・接着剤・塗料・インク・農薬など。
メタノール(メチルアルコール)概要
燃料などに使われる工業用のアルコール。毒性は非常に強い。
化学式
用途
燃料・殺虫剤・接着剤・ホルマリン・価格樹脂など。
昔懐かしいアルコールランプの燃料はメタノール。
絶対に飲んではいけません!
色・味・臭い
残念ながら純度の非常に高いメタノールは無色透明で、臭いもあまり強くない。
専門家いわくお酒に混ぜられたとすれば、色や味が変わることはほとんどないため、まず気付くことは難しとのこと。
奥さんの入れてくれたその焼酎の水割り、大丈夫ですか?
※2016年3月10日、夫にメタノールを飲ませ殺害したとして妻の大川房子被告が逮捕されている。
税法上の扱いと価格
メタノールは工業用の化学薬品であるため、嗜好品としての「酒類」には分類されない。よって酒税の対象外となっており、酒類であるエタノールに比べて安価で手に入る。
毒性
国から毒性の高い【劇物指定物質(毒物)】として分類されており、取り扱いには注意が必要だ。
致死量
純粋なメタノールは劇物に指定されるほど毒性が高く、成人の場合個体差が大きいが30ml~100mlが致死量、10ml程度で失明するとされる。
中毒症状
視力障害が広く知られており失明するケースも多い。致死量を超えての摂取は、もちろん死亡する。
死のメカニズム
お酒(エタノール)は大丈夫なのになぜメタノールはダメなの?
これがおおかたの人間の疑問だろう。
もちろんエタノールも人間の体にとっては毒物だ。しかし、エタノールは体内のアルコール分解酵素によってアセトアルデヒドに分解(代謝)され、さらに酢酸(お酢)へと分解される。
ではメタノールはどうだろうか。こちらもやはり同じアルコール分解酵素により速やかに分解される。こちらの場合はアセトアルデヒドより毒性の強い、ホルムアルデヒドに分解される。
このホルムアルデヒドが問題だという意見もあるが、ホルムアルデヒド自体は速やかにギ酸(蟻酸)に分解されるため、それ自体はそれほど問題ではないようだ。
では何が問題かというと、実はこのギ酸。ギ酸はその名のとおり蟻の一種が持つ毒液に由来している。
このギ酸に対する代謝能力が低い霊長類には、その分解までに多くの時間を要することになる。結果身体に人体に大きなダメージを与え、最悪の場合死に至らしめる。
まとめるとエタノールは限界値を越えなければ体内で問題なく分解・排出されるが、メタノールは分解されたときに作り出される毒物(ギ酸)により、人体に多大なダメージを与えるということになる。
各国におけるメタノール中毒
前述の通り安価なため、戦後の日本でも闇酒(密造酒)として闇市などで広く販売されていた。そのため数多くの失明者や死者を出しており、その特性から「目散る(メチル)アルコール」や、「バクダン」などと呼ばれて恐れられた。
現在の日本でこそ遠い過去の出来事とされているが、世界を見渡せば貧困国を筆頭に飲用による事故が絶えない。
近年ではインドで殺虫剤などからメタノールを取り出して作られた変性アルコールによる死者が急増しているほか、2014年にはロシアで密造酒のアルコール濃度を高めるためにメタノールが混入されたウォッカを飲み、14人が死亡した。
治療方法
誤って飲んでしまった場合は落ち着いて対処することが大切だ。
メタノールが吸収されるまでの時間はおよそ1時間。毒物が体内に吸収される前に吐くなどしてして、 まずは出来るだけ体外に出してしまおう。
嘔吐以外に最も簡単で有効な手段はエタノールの大量摂取。つまりお酒を飲むことだ。先述のとおり体内でアルコールを分解する酵素は同じもの。
一度に摂取されるアルコールの量が多ければ多いほど、それだけ分解されずに体外に排出されるアルコールの量は多くなる。
メタノールは分解(代謝)され、ギ酸に変化しなければ中毒は引き起こされない。高いアルコール濃度のお酒をたくさん摂取するというのは意外な方法だが、非常に有効な方法だ。
やはり最後はアルコールが人類を救う・・・
嘔吐で出来るだけ排出したら大量のアルコールを摂取、その後病院で速やかに胃洗浄などを行おう。
また、高度な治療方法としては人工透析などを行い、メタノールを取り除くなどの方法もあるが、いずれにせよ「飲まない」のが一番であことに違いはない。
お酒とメタノール
余談だが実は私たちが普段飲んでいるお酒にもメタノールが含まれている。
人体に重大な損害を与えない程度の量だが、そもそもメタノールはエタノールに比べ、その分解には、実に10倍の時間を要すと言われている。
普段良く目にする種類ではワイン・ブランデー・ウィスキーなどに比較的多く含まれているが、その中でも特に赤ワインにはメタノールが多く含まれており、これが悪酔いする原因だとも言われている。
もっともワインに限らずお酒の飲みすぎには、くれぐれも気をつけましようね。
それと・・・
奥さんにも・・・
【日本のヤクザランキングの頂点】
日本のヤクザ界隈がざわついている。
日本最大の広域指定暴力団六代目山口組のナンバー2である、高山誠司若頭が出所したからだ。
ご存じの通り、山口組は分裂騒動で揉めに揉めており、今後は上層部の判断により【共存か死か】の究極の選択を迫られることになるだろう。
一連のニュースを見ながら、ふと思い出したことがある。
もう随分前のことだが、その筋の方の葬儀を担当した時の事。今は法律で禁止されているが、まだ暴力団対策法などというものは影も形もない時代。稀に暴力団関連の葬儀依頼が舞い込んでくることがあった。
食事を終え、通夜振る舞いの部屋から、明らかにその筋の三人組が出てきた。
そこに運悪く、急いでいたのか後ろから急いで追い越そうと出てきた、サラリーマン風の会葬者がぶつかった。
一番下っ端と思われる男が会葬者の胸ぐらを掴む。
男が自分の頬を右手の人差し指で上から下になでおろす仕草をする。
私も含めその場にいた数人が凍り付いたその時・・・
ボスだと思われる男が下っ端の顔面を後ろからアイアンクローで引き剥がした。
もんどりうってひっくり返る下っ端には見向きもせず、会葬者に向かってひと言。
顔面蒼白で、必死に手を左右に振る会葬者に流し目を送り、ゆっくりと動き出しながら、ボスが去り際に一言。
そう言い残して悠々と去っていく。
何故かその言葉に、素直に頷いている自分がいた。
確かにヤクザに脅されれば当然ビビる。
だが例えば車を運転中、
ってやたら眩しい赤色灯の車に声をかけられたら、いや、もうビビるとかじゃないんですよね。国家権力という名の途方もない圧力に押しつぶされた、いわばまな板の上の鯉!
機械的に止まって、反射的におぼろげな記憶を頼りに、職質の対応方法やら、免許証の場所やら罰金の金額やら点数やらを確認してますよ。
だって相手がヤクザだったら「誰か」に助けてもらえる可能性はあるけど、その「誰か」に睨まれたら助けてもらえる人が思いつきませんからね・・・
いろんな意味で関わらないのが一番です。
つくづく警察って頼もしくもあり、恐ろしくもある・・・
警察こそこの上なく横暴にして最凶の広域指定暴力団組織。
言いえて妙ですよね。
東京都(23区内)の神社
東京都府中市にある大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)のかっこいい御朱印
大國魂神社は武蔵国の総社。
香典返しの内容
基本的にはお茶や海苔、クッキーや紅茶などの飲食物、洗剤や入浴剤とった消耗品など「消え物」が良いとされています。
「返礼品(香典返し・会葬御礼品」についてもう少し詳しくお知りになりたい場合は、下記の記事を参考にしてみてください。
【徹底解説】返礼品(香典返し・会葬御礼)
葬儀における返礼品(種類・内容) 「引き物」と「引き出物」の違い 葬儀で参列者に渡す返礼品は「引き物」とも言います。 ちなみに仏事の場合は「引き物」、慶事の場合は「引き出物」の言い回しを使うのが、正しい方法とされています[…]