最近の鉄道会社社員は鉄道マニア(ヲタク)ではなくなりつつあるのか?

一昔前の鉄道会社社員といえば、鉄道マニア、いわゆる「鉄オタ」だった。。。(主観です。御免なさいm(_ _)m)

葬儀の仕事をするようになって、商社やIT企業に勤めていた時ほど電車を使う機会は少なくなった。

しかし、最近電車に乗っていて、とみに思うことがある。

近頃の駅員には、自分よりも下の若い世代もだいぶ増えてきたが、彼らの鉄道に対する知識が一昔前と比べてだいぶ落ちているのではないか?ということだ。

もちろん個人差はあるだろうし、私の思い過ごしということもあるだろうから、個人的な意見として聞いてもらいたい。

先日、斎場から次の斎場へと、鉄道を使って移動していた時のこと。

スマホの乗り換えアプリは、10分程でやって来る快速電車に乗るよう指示を出している。

しかし気持ち的には5分ほど早くにやってくる普通電車に乗りたい。

いや、だって猛暑のホームで待つのキツいから!

そこで電光掲示板に示された二本の電車を指差しながら、近くにいた駅員さんに尋ねる。

 
「あの2つの電車って、快速の方が○○駅に到着するのは早いですよね?どのくらい違います?」

元々この路線は7割以上の快速が2つ隣の駅で前を走る普通列車を追い越すのは知っているし、何よりスマホで調べてもいる。

快速のほうが早いのは知っているが、要はどの程度到着時間が違うのか知りたかったのだ。

その差が許容範囲であれば、普通列車に乗っていくことにしていた。

27-8歳と言ったところか、若い女性の駅員さんが首をかしげる。

駅員
駅員
「う〜ん・・・どっちが先に着くかは分かりませんが、多分【快速】で、その後それほど時間を空けずに【普通】が到着する感じだと思います」

えーっ!?

なんせ普通列車でも15分程度の乗車時間だ。そこまでの情報なら、わざわざ聞かぬとも分かっている。

諦めてスマホの指示通り、快速を待った。

私は元々IT関連企業の出身だ。iPhoneとXperiaとiPad proとandroidタブレットを持ち歩く、ディバイス依存症だ。

まぁそんなことはどうでも良いのだが、要するに二本の電車の到着時間を瞬時にスマホで調べることは十分可能だということだ。

だが、私は昔から【駅員に聞く】という行為が好きなのだ。

ご丁寧に入らない知識まで得意げに語り、「どうだ!」とばかりの勝ち誇った表情が、たまらなく心地良い。

駅員も乗客から聞かれることを、どこか心待ちにしているきらいがあった(と、私は勝手に思っている)

一昔前の前なら

鉄ヲタ駅員
駅員
「快速は□□分着、普通は▽▽分着、もっと早く行くなら、他線ですがこんな手も有りますぜ、旦那!」

くらいのことは、平然と答えてくれただろう。

特急スペーシア
特急スペーシア

実際スマホの情報によると、私の目的地は複数の路線が乗り入れをしているターミナル駅であり、途中で他線に乗り換えれば数分早く着く。

しかし、たまたまということもあるだろうが、最近は「正確には分かりませんが・・・」だったり、「他線のことまではちょっと・・・」などと、若い駅員を中心に、歯切れの悪い回答が格段に増えたことは確かだ。

時代の流れと言ってしまえばそれまでだ。

一昔前は、駅員にダイヤや経路を尋ねる人の列が、改札を占拠していた。必然的に覚える機会も、答える機会も圧倒的に多かった。

ところが今や老人から子供まで携帯(スマホ)を持つご時世。私の両親ですら、スマホで経路を調べている。

乗客が我先にと駅員に群がって質問攻めにしているのは、大幅な遅延の時くらいなものだ。

また、働き方の有り様が変わったこともひとつだろう。

昔は鉄道会社社員といえば、「男の鉄オタ」というイメージが強かった。(主観です。御免なさいm(_ _)m)

学校の成績はからっきしだが、鉄道のダイヤを言わせたら天下一品。いつ使うか分からない地方のマイナー路線はもちろん、絶対に必要ない貨物列車のダイヤまで頭に入っている強者もいた。

授業の教科書なんか軒並み新品同様だが、時刻表はめくり過ぎで垢まみれ・・・なんて輩が周りにひとりくらいはいたものだ。

しかし、職業選択の自由が広がり、性別の垣根も業種の衝立もとっぱらわれつつある現在、良くも悪くも「◇◇が好きだから!」、そうした熱い思いで職業を選ぶ人間は減ってきているのかも知れない。

現に知り合いの鉄道会社社員の女性に、何故女性で鉄道会社なのか?と就職した理由を聞いたところ、

「何となく・・・」という答えが返ってきて、少々がっかりした。

むろん、熱い思いを持った鉄道社員も多いのだろうが、そうでない社員も着実に増えている気がするのも確かだ。

「俺の底力を見よ!!!」

職業選択の自由が増え、どんな職業でも気軽に選べるようになることは良いことだが、真の意味での「その道のプロ」が少なくなってしまうことは、いささか寂しい気もする。

もちろん、単なる私の勇み足、思い過ごしであれば良いのだが・・・

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