過ぎたるは猶及ばざるが如し!年間鑑賞本数200本以上でも映画を語れなかった訳

プチ映画評論家の最期

年間何本見て、何を語っても良いけど、私自身は昔ひたすら数だけ追って逝きかけたって話。

久しぶりに映画を見に行きました。

そう言えば、数年前に『年間何本映画を見たら映画を評していいのか?』という話題が盛んになされていた時期がありました。

「100本、200本ごときで偉そうに映画を語るのか?」といった懐疑的な意見も出ていましたが、私は年間100本でも200本でも、映画を語ることについては別に悪いとは思いません。

少し前にステルスマーケティングが問題となっていましたが、ぶっちゃけ日本社会なんて他人の評価や口コミで動いているみたいなところがありますからね。

10本だろうが50本だろうが、きちんと自分の目で見て評価したものならば、ガンガン参考意見として世に出していけばいいと思いますよ。

あとはその情報を受け取る人間が、自分の中で適切に処理すればいいだけの話ですから。それが情報化社会ってもんでしょ。

まぁ、私のつまらん情報化社会論はこのくらいにして・・・

学生時代は年間数百本見ていた

学生時代は私も自称アマチュア映画評論家を語っていた時期があります。

当時付き合っていた彼女はアメリカ人(母親)と日本人(父親)のハーフ。彼女の家は当時としては珍しかったハリウッド専用チャンネルをいくつも契約し、本国アメリカや日本の映画専門誌を数冊定期購読していました。

家は埼玉の田舎。白人がほとんどいない環境で、専業主婦となった母親がなるべく孤独を感じないように、そして英語を忘れないためという理由があったのですが、その影響を受けて育った彼女の映画好き度合いは、日本人のにわか映画好きとは明らかに一線をかくすものがありました。

映画なんてナウシカとドラえもんしか見た記憶のない私でしたが、そんな彼女の影響を受けて、徐々に映画を観るようになりました。

元々ハマるととことんまで行ってしまう性格。

いや~観たね!

相当観ましたよ!

正確には数えていないけど、「厳選コレクション」と銘打ったDVD・ブルーレイの購入本数は年間約100本。全部一度レンタルで借りたのもや映画館で観て気に入ったのしか買っていなかったから、観た総数はその何倍もあったよねって話。

デートで映画を2-3本ハシゴするなんて当たり前。現在放映中の主な映画はもちろん、ツタヤの総合ランキングは50位以内は全部観てたし、最寄りの店舗にいたってはスタッフのシフト(土日や平日の夜)までほぼ完璧に頭に入ってましたよ。

趣味の欄に映画鑑賞と書いてあるタレントのプロフィールを見つけては、「いったどんだけ映画観とるか言うてみろ!?」と必ず突っ込んでいたし、コレクションのDVDやブルーレイには毎月数万つぎ込んでいました。

学生は暇だといってもやはりそれなりにバイトやサークル活動、飲み会、たまに授業にと忙しい。

次第に土日のどちらか一日に「観れるだけ観る」生活スタイルが確立されていきました。一日に観る本数は大体6-7本!

学生だから金が有るわけではない。当日や一泊二日で借りて、ひたすら観る!観る!観る!

一度一日に8本に挑戦したことがあったんですが、その日の記憶が完全に無くなった為、命の危険を感じて一日MAX6-7本と決めました。

過ぎたるは猶及ばざるが如し!年間鑑賞本数200本以上でも映画を語れなかった訳

映画は1日6本が限界・・・

まぁ6本が限界ですよ。

コツは2時間を超える映画は長い順に先に観てしまうことですかね。

映画における2時間ルールってのはよく考えられていますよね。

何本か立て続けに見ればすぐにわかりますが、2本目以降の作品で2時間を超える作品は兎に角観るのが辛い。

3本連続で2時間超えが続くとマジでヤバイ。琴奨菊バリに気合を入れてからデッキにディスクを放り込もうとするんですが、体が拒絶反応を起こして、腕が勝手にディスクを後ろに放り投げようとします。

そんな状況で本当に6-7本もきちんと観れるのかって?

いや、観れないよ!

観るだけなら意地と気合と根性で一日6-7本は観れます。でも相当の弊害を覚悟しなければなりませんね。

彼女と観ることも多かったのですが、6本見終わって確実に話すことは、映画の感想でも評論でもなく、

「1本目ってどんな内容だっけ?」

そう、最初の映画なんてこれっぽちも覚えちゃいませんよ。パッケージ見たって思い出せない。

2本目も同じようなもの。

3本目はパッケージ見てあらすじて程度は思い出せる。

4本目辺りは見たことすら忘れる。

5本目は辛い記憶とともに思い出し、

6-7本目は拷問ですよ!どんなに映画自体が面白くても、「いい作品だった」ってなる訳がない!

過ぎたるは猶及ばざるが如し!年間鑑賞本数200本以上でも映画を語れなかった訳

変な使命感とプライドから、ツタヤの総合50位以内と過去の名作、各ジャンルの上位は片っ端から観てたけど、ほとんど覚えちゃいない。

携帯のメモで観た映画を管理してたけど、ツタヤ行ってメモに書かれたタイトルとDVDのパッケージを見比べては、頭を抱えてうずくまるのが日課でしたよ。

大して覚えてないから、「面白い映画は?」って聞かれて出てくるタイトルは、多少映画好きの人間と大して変わらない・・・

まぁ、そもそも映画なんてもろ趣味の世界。私と趣味の合う人間は、「色即是空(私)の紹介してくれる映画は全部面白い!」ってなるし、その逆だと「あいつの思考はよくわからん・・・」ってなりますしね。

もう、バカバカしくなって3年くらいで卒業しましたけどね・・・

思い返せば常に映画に追われていた年月でしたね。

結論

結論としては年間何本見てようが自分が本当に楽しんで観られる範囲で映画ライフを満喫し、その感想を持ってネットで発表するなら構わない。

しかしそれで飯食ってるわけでもないのに、変な使命感にとりつかれて数だけを追求し、それをもって映画を評するのはちょっとどうかな?って話。

何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ってことですかね。

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