【熊本地震】就寝中に倒壊家屋の下敷き…高齢者中心に犠牲 「孫が生きがい」「地域の“母”」 

孫が生きがいだったおじいちゃんが、地域の“母”として慕われていたおばあちゃんが、突然帰らぬ人となった。

激しい揺れに再び見舞われた九州では16日、倒壊家屋の下敷きとなり多くの人が犠牲に。

余震への不安が消えない中、降り出した無情の雨。「地盤の緩みが心配」。極度の緊張から被災者は不安を募らせた。  

16日午前1時25分。地鳴りのような音が鳴り、1階の寝室で床についていた冨岡王将(おうしょう)さん(84)=熊本県嘉島町鯰=の自宅を、激しい揺れが襲った。天井が崩れ、瞬く間に1階は押し潰された。

一緒に寝ていた妻のシノブさん(78)は、はりが引っかかってできた50センチほどの空間に救われたが、冨岡さんの体にはたんすがのしかかり、手の施しようがなかった。  

シノブさんと長男の謙蔵さん(53)夫婦、3人の孫との7人暮らし。植木職人を勤め上げ、しつけで孫をしかることもあった昔かたぎだが、毎日のように一緒に魚取りや竹トンボ作りを楽しんでいた。

「孫が生きがいだった。自然災害にはかなわない」。謙蔵さんは無念さを押し殺した。  

同県西原村布田に住む加藤ひとみさん(79)と義理の姉のカメノさん(90)も、崩落した家の犠牲になった。  

近所に住む加藤六女(むつめ)さん(79)は、ひとみさんについて「人あたりがよく、料理が上手」と振り返る。子供や孫と暮らしており、畑仕事や草取りを早めに済ませ、家族のために手の込んだメニューを振る舞っていた。

カメノさんはかつて村の小中学校で長年給食調理員として働き、子供たちから慕われていた。元村役場職員の男性は「まるで村のお母さんだった」と話した。

産経新聞

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