息子を縊死(首吊り)で亡くしたママ‐自死(自殺)遺族からのメッセージ

自死遺族を無くすために

自死(自殺)は自殺者数の何倍もの自死遺族を生む。

自分自身は死んでしまえばそれで終わりかも知れないが、残された自死遺族の苦しみは、時間が解決してくれることはない。

死ぬまで続くことになる。

減少傾向にあるとはいえ、今だに年間2万人を超える人間が自ら命を絶つ時代。

ネットには自殺の方法について書かれたサイトが、数多く存在する。

試しに「首吊り」という単語の検索数を調べてみたが、「方法」「楽」「ロープ」「結び方」など、自殺を実際に模索したと思われるワードを中心に、毎月数万の検索数に上る。

悲しいことだが、他の自殺方法を検索した場合でも同じ傾向が見られる。

そこでこの記事を書く。

検索でこのサイトにたどり着いた人に、是非とも読んでもらいたい。

自死(自殺)家族からの手紙

以前、私が担当した自死の方の葬儀についての記事を書きました。

その記事のコメント欄に、ほんの数ヶ月前に自分の息子を自死により失った方から、その苦しい胸の内が書かれたコメントをいただきました。

正直このコメントがブログに寄せられた時、承認して公開すべきか迷いました。

(このブログにはデリケートな悩みや苦悩が寄せられるため、コメント欄に寄せられたコメントは私が承認しないと、表には出ない仕様にしています)

もちろん書き込まれた方は、表に出ることを望んで書き込んでくれたと思いますが、正直迷いました。

しかし、やはり公開させていただくことにしました。

2月の未だ寒い曰でした。

彼は、まだ26歳
親姉弟を残し 一人で全てを背追ったのか 「ごめんなさい」を連られられた遺書を残し逝ってしまいました。

彼の会社の上司から「・・君は無断欠勤しない子なのに出社してないので お母様から連絡とってみ て下さい。」が いつもと違う母の動悸の様な妙な胸騒ぎを覚えました。
主人の反対を押しきり ・・警察に助けを求め彼の地へ車で高速道路へ ・・・

消防の救急隊より「蘇生しましたが、ダメでした。」と。
号泣しながら 4~5時間かけて彼のマンションに着き管轄の・・警察署で 彼の遺体確認の写真を見せられ、絶句(悲) 縊死で叫んだ様な顔にショックと悔しさが 入り交じり倒れそうになりました。

2ヶ月過ぎた今でも忘れたいショック でも、彼への憤りも有ります。 何故なら こうやって生きている彼の周りの生き地獄の様な日々 自責、後悔 助けてあげられなかったのか?
等々 毎日考えない様にしても考えて 彼の仏壇の前で泣かない日はないのです。悩んでいる事を何故相談してくれなかったの⁉って 泣きわめく母です。
きっと 自死遺族でしか、母親しかわからない心情と思います。

日々 一歩ずつ前進って言い聞かせてる自分。
彼の元へ逝った時、彼を おもいっきりビンタしたい位です。

息子を縊死で亡くしたママ

※縊死(いし)・・・首吊り

まだ多少混乱した様子も見て取れる内容ですが、敢えて全く手直しすることなく載せさせていただきました。

私の返事

辛い思いをされましたね。

確かにおっしゃるとおりどんなに綺麗事を言っても、私には投稿者様の気持ちを完全に分かってあげることは出来ません。ですが、葬儀に携わる者として、数多くの辛い現場に立ってきました。
少しでも投稿者様の様な思いをする方が減って欲しい!そして微力ながらその手助けがしたい。そう思っています。

いただきましたコメントは、改めて記事として紹介させていただきます。

新たにメールフォームも設置させたいただきました。 まだまだ世間に伝えたいこと、或いは誰かに伝えることで楽になることもあると思います。 その際には是非このブログをお役立てください。

どうぞあまりご自分を責められませんように・・・

色即是空

26歳まで大事に育ててきて、自らの手であっという間に逝ってしまった。その悔しさ、悲しさ、やるせなさ、憤り・・・無念さといったらいかばかりのものか・・・

掛けてあげる言葉が見つかりませんでした。

自分の命をどうしようが自由

そんなことを言う人達がいます。

しかし、後には遺される人がいる。

あなたは死んで、逃げてしまえば一番楽かも知れない。

でも、その死を背負って死よりも苦しい地獄を、何十年も生きていかなければならない人がいるかも知れない。

その事実は絶対に無視してはいけない!

そんな私の思いとは裏腹に、今日もテレビから電車に飛び込んだ若者によって、電車が不通になっているというニュースが流れる。

今はただ、この葬儀のスタッフに当たらないことだけを、ひたすら祈り続けている。。。

自死(自殺)女性の葬儀

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