2005年(H17年)~2014年(H26年)統計
3月は自殺対策強化月間だ。
(内閣府「自殺強化月間」トップページの画像より)
年々減少している自殺者数だが、それでも年間約25,000人もの人間が、自らの命を絶っている。
以下は過去10年間の自殺・交通事故・殺人で命を落とした人間のデータを抽出してみた。
※単位は(人)
年 自殺 交通事故死 殺人
2005 32,552 6,927 600 2006 32,155 6,403 580 2007 33,093 5,782 516 2008 32,249 5,197 546 2009 32,845 4,968 479 2010 31,690 4,922 437 2011 30,651 4,663 415 2012 27,858 4,411 383 2013 27,283 4,373 342 2014 25,427 4,113 未定
交通事故死の6倍、殺人の80倍。
他の主要な事件・事故と比べても、際立って数値が高いことがうかがえる。
3月と言えば4年前に東日本大震災が起こった月だ。
誰もが想像を絶する数の死者・行方不明者が出たと記憶しているはずだが、その数は約25,000人。
奇しくも年間の自殺者とほぼ同数だ。
多少強引な見方をすれば、毎年あのクラスの震災が起こっているのと同じことだ。
そう考えると実に恐ろしい。
政府の取り組みが、命の大切さを考える、良い機会となればと願うばかりだ。
※この記事は【世界をやんわり斬る】で書いた記事を転写しています。
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