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春分(秋分)の日「昼の長さと夜の長さは同じ」はウソ!?

春分の日秋分の日は、昼と夜の長さが同じ。

子供の頃当たり前のように教えられた常識は、実はウソらしい・・・

 

 太陽が真東から登って真西に沈む日が春分秋分)の日であるからして、昼と夜の長さは同じはずと言いたいところだが、実は昼の方がほんの少しばかり長い。

 

少し複雑だが、ざっくり説明したいと思う。

 

★日の出(昼の始まり)・日没(夜の始まり)

  

 日の出と日没(日の入り)の定義はそれぞれ「太陽が東の水平線上に顔を出す瞬間」「太陽が西の水平線上に完全に沈んだ瞬間」となっている。

太陽が顔を出す瞬間から、太陽の一部が西の地平線に接した瞬間を日没とするならば、昼と夜の長さは同じだが、定義はそうなってはいない。

よって実際はそこらか完全に太陽が沈むまでの数分時間、大きさにして太陽一個分昼の方が長くなる。

 

 自作の汚い図で恐縮だが参考までに。

 f:id:beauty-box:20150321202653j:plain

 

★大気中における光の屈折

 

 地平線に近い位置にある太陽の光は、大気中を通る過程で屈折し、太陽を実際の位置より若干上に浮き上がらせて見せる。

 つまりこの浮き上がり現象により、本来は地平線の下にあり、まだ見えない、或いは既に沈んだはずの太陽が、実際は私たちの目には見えているといった、奇妙な現象が起こる。

見えてはいるがそこにはない。蜃気楼を思い描いていただけると、分かり易いかもしれない。

 一般的に浮き上がり現象が無いと仮定した場合に比べ、太陽一個分日の出が早まり、同じく太陽一個分日没が遅くなると言われている。

よって都合太陽二個分、昼の長さが長くなる。

 

 またまた汚い図で恐縮だが参考までに。

 f:id:beauty-box:20150321212509j:plain

 

まとめ

上記二つの大きな理由とその他細かな理由が加わり、実際は10分前後(大きさにして太陽三個分)昼の時間が長くなる。

 ちなみに2015年の春分の日は、昼が12時間9分、夜が11時間51分となり、9分程昼の時間が長いことになる。

 

何とも奥が深い!

 

ちなみに実際に昼と夜の長さが一番近づくのは、春分の日の4日程度前(秋分の日は4日程度後)になるようだ。

 

その日が来たら知人に自慢してみては如何だろうか?

 

もっともかなりの確率で

 

だから何?

 

と言われるだろうが、そこは是非とも自己責任でお願いしたいm(_ _)m

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