死人の詩 -シビトノウタ-

葬儀屋バカ一代の葬式ブログ。誰もが気になる葬儀の話。実際にあったおかしな葬式や失敗談、仏事で役立つ葬儀豆知識など。

【徹底解説】ペースメーカーを付けまたまの火葬の注意点

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亡くなりそうな身内が、ペースメーカーを付けているのですが、そのまま火葬してしまっても良いものでしょうか?

 

こんな質問をいただきました。

 

【徹底解説】ペースメーカーを付けまたまの火葬の注意点

 

火葬の可否

結論を言ってしまうと、出来ます。心配いりません。

 

もちろん施設上の理由から無いに越したことはありませんが、そうかと言って、亡くなった後にいちいち取り出して火葬することも出来ません。

 

安心して、火葬場にお連れしてください。

 

ただし、ひとつだけ注意事項がありますので、理由と合わせて覚えておいてください。

 

絶対にしなければならないこと

上記のとおり、火葬は問題なくしてくれます。

 

ただし、絶対にしておかなければならない事があります。

 

それは、

 

事前に必ず葬儀屋に伝えておく!

 

ということです。

 

葬儀屋に伝えておけば、そこから火葬場に伝わります。これが重要です。

 

ペースメーカの火葬は葬儀屋に葬儀屋に葬儀屋に伝えればOK

(Photo by Thomas Leuthard (改変 gatag.net) 

 

絶対に火葬場に伝えておかねばいけない理由

なぜならば、ペースメーカーは火葬中に破裂(爆発)することがあるからです。

 

メーカーによっては、破裂しないとか、状況によって破裂しないなどと言われており、定かではありませんが、ペースメーカーは基本破裂すると思ってください。

 

 爆発犯!?テロと勘違い

私も何度か聞いたことがありますが、結構なボリュームの音量です。

 

公共の施設(都内は民間も多いですが・・・)で、爆発騒ぎとなれば、一大事です。

 

「爆発物と見られるものが爆破!現場は現在厳戒態勢の元、テロの可能性も視野に慎重な捜査が進められています!」

 

なんて事態にはならないでしょうけど、ちょっとした騒ぎになること必至です。

 

そんな事態を未然に防ぐためなのです。

 

ペースメーカの火葬は可能?不可能?

(Photo by Nils van der Burg)

 

ビビリ防止

上記の項目にも通じるとことがありますが、本気でビビるんですよ、あれ。

 

私も何度か不意に食らったことがありますが、何にも知らない状態で、「バーン!!!」ってくると、本気で心臓が止まりそうになります。

 

結構いい年の火葬場スタッフなんて、そのまま昇天しかねない。

 

現場スタッフの精神的な安全を保つためなのです。

 

ペースメーカーは火葬出来る

(Photo by Tambako the Jaguar

 

火葬場スタッフの安全確保

今度は精神的なものではなく、肉体的な安全の方。

 

火葬の炉には監視窓と、遺体を効率良く焼くために内部をかき回す棒(デレッキ)を差し込む穴が設けられています。

 

万が一穴から破裂の衝撃で物が飛び出してきて、火夫(遺体を焼く火葬場のスタッフ)に当たったら、一大事です。

 

前もって分かっていれば、炉の中が落ち着いた頃合いを見計らって、中の状態を確認したり、デレッキを操作することが可能です。

 

そうして不測の事態を回避可能にする為にも、必ず事前に伝えておきましょう。

 

 

ペースメーカーを火葬する

 

火葬場の本音と良心

高温で人間の遺体を焼く炉の内部は、なかなかにして高価でデリケートな作りになっています。

 

そうした箇所が破裂によって傷つくのは、当然防ぎたいものです。

 

また、火夫はなるべく骨を綺麗に残してあげたいと、神経を集中して遺体を焼いています。喉仏などはしっかり残してあげると、やっぱり遺族は喜びますからね。

 

ペースメーカー火葬で破裂

(喉仏は体の前面ではなく、首の後ろ、第二頚椎の骨。どちらにせよペースメーカーからは場所も近く、破裂により破壊されやすい)

 

 

ところが破裂により、骨が大きく破壊されてしまうことがあります。

 

まぁ、もっとも通常の火葬でも骨は崩れてしまう(特に高齢になればなるほど)ものですので、このあたりは気持ちの問題という面も大きいのですが、こうした理由により火葬場からすれば、ペースメーカーの入った遺体の火葬を避けたいというのが本当のところです。

 

しかし、最初に書いたとおり、それは出来ません。

 

そこで、

 

「火葬はするけど、せめて事前に教えてね」というのが、火葬場の本音です。

 

まとめ

いずれにせよ、遺族は何も心配する必要はありません。

 

事前にペースメーカーを取り出す必要も、ペースメーカーが入っているからといって、日本国内では官民問わず、火葬を断られることも一切ありません(外国では断られるケースもあるようですが)。

 

事前に葬儀屋から火葬場に伝わっていれば、後で文句を言われることもありません。

 

安心して、火葬場にお連れください。

 

 

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いやいや、読んでくださいm(_ _)m!

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