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葬儀屋バカ一代

葬儀屋のブログ。誰もが気になる葬儀の話。実際にあったおかしな葬式や失敗談、仏事で役立つ葬儀豆知識など。

火葬料金は?火葬時間は?営業時間は?火葬場の不思議(疑問)

火葬場

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大切な人の体が灰になる場所、「火葬場」。

 

遺体が荼毘に付される火葬場の疑問を、遺族に聞かれることを中心に簡単にまとめてみました。

 

火葬料金は?火葬時間は?営業時間は?火葬場の不思議(疑問)

 

なお、この記事は1都3県のデータを元に作成しています。地域性の高いものですので、参考程度にお考え下さい。

 

火葬費用

最も気になる項目のひとつがこれではないでしょうか?

 

1都3県は大きく分けて、東京23区の公営火葬場、それ以外の市町村が運営する公営火葬場、民間火葬場の3つに分けられます。

 

細かい違いはありますが、ざっくりこの3つに分けて解説していきます。

 

火葬費用・料金

 

東京23区を除く1都3県の公営火葬場(通常料金)
中には「タダ」なんて所もありますが、一般的には数千円~高くても1万円というところがほとんど。
通常料金の適用範囲は故人、或いは申請者が当該地域に住んでいる場合のみ。それ以外の場合は概ね通常料金の8倍程度に跳ね上がるので注意が必要。
嬰児・子供は年齢に応じて半額程度(対象地域以外の人の利用は同じくかなり割高)
火葬中の控え室は無料~数千円程度。

 

東京23区の公営火葬場(通常料金)
都が管理する瑞江火葬場で60,800円、大田区・品川区・港区・目黒区・世田谷区が管理する臨海斎場で34,500円。
通常料金の適用範囲は故人、或いは申請者が当該地域に住んでいる場合のみ。対象地域以外の人の利用は瑞江火葬場で1万円程度割高。臨海斎場で2倍程度。
嬰児・子供は年齢に応じて半額程度。(対象地域以外の人の利用は同じくかなり割高)
火葬中の控え室は1-2万円程度。(対象地域以外の人の利用は同じくかなり割高)

 

1都3県の民間火葬場
6万円程度(2017年3月現在概ね59,000円)※金額はスタンダードな釜の値段。ちなみに東京博善が運営する四つ木斎場の最高級釜は30万円超。
適用範囲は特になし。誰でも使用可能です。
嬰児・子供は概ね半額程度
控え室はピンキリ。

 

都内の公営火葬場の料金が高い謎

東京23区は火葬場の料金が高くて有名です。

 

圧倒的な火葬数を誇るのは、東京博善株式会社が運営する6火葬場をはじめとする、6万円程度の火葬費用がかかる、民間運営の斎場。 

 

公営火葬場も2箇所ほどありますが、料金は他の地域の公営火葬場に比べてかなり高めです。

 

23区以外の公営火葬場には立川斎場や府中の森聖苑など、タダなんて所も珍しくありませんが、23区の公営火葬場の場合、比較的安い臨海斎場でも3万円超、瑞江斎場に至っては民間の斎場より高い料金設定がなされています。

 

これは火葬場に対する都の運営方針によるものです。

 

都内の公営火葬場の料金が高い謎と訳

 

都以外の自治体は、火葬場の管理を自らが行う方針を取っています。ですから神奈川・埼玉・千葉には民間の火葬場がほとんど(2-3箇所?)存在しません。

 

ところが都は区の主要6火葬場を運営する「東京博善株式会社」をはじめ、戸田火葬場を運営する「株式会社戸田斎場」や谷塚火葬場を運営する「聖典株式会社谷塚斎場(埼玉県草加市に所在し、草加市民や隣接する足立区、距離的に近い葛飾区民が多く利用する)」などを中心に、火葬を民間業者に委ねました。

 

ですから23区にある2つの公営火葬場だけ、料金を極端に安くするわけにはいかないのです。

 

これでは、都民は辛い・・・と、なるワケです。

 

火葬時間

以前の重油を使う火葬炉はどんどん姿を消し、最近ではガス式の火葬炉に変わりつつあります。

 

混み具合にもよりますが、火葬時間は東京近郊の民間火葬場で約40分、公営火葬場で1時間~1時間30分程度です。

 

利益重視の民間は早く、住民の風当たりが強い?公営の火葬場はきっちり丁寧に行う、あるいは財政的な問題から、火葬炉が古いなどの理由により、火葬時間が長くなる傾向にあります。

 

火葬時間

 

ちなみに最新の炉が本気を出せば、遺体一体焼くのにかかる時間は、わずか15分足らずです。

 

遺骨を冷却したり、炉に対して数が少ない拾骨室を効率的に使う為に、時間的な調整をかけているなどの理由から、全体で40分程度の時間がかかるのです。

 

ちなみに遺体を焼いている炉は「火夫」と呼ばれる火葬場のスタッフが、常に管理をしています。

 

炉の後ろにある小さな窓から、焼け具合を確認し、備え付けられた棒などを使って、綺麗に遺体を焼いていきます。

 

とても大変な仕事です。火葬場で彼らに会ったら、感謝の気持ちをもって接してあげてください。

 

一日の火葬件数

炉の数によるので、様々です。

 

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ちなみに23区の火葬場では、冬のピーク時にはひとつの火葬場で、1日90体近い遺体が荼毘に付されています。

 

炉の温度

炉の温度については以前書いた記事があります。

 

そちらを参考にしてみてください。

 

sougi-soushiki.beauty-box.tokyo

 

火葬場の休み(休日)は「友引」

こちらも以前書いた記事があります。

 

参考にしてみてください。

 

sougi-soushiki.beauty-box.tokyo

 

火葬場の営業時間と時間外の仕事

火葬場によっても違いますが、営業時間は概ね一番釜(9時~)、最終釜(3時~)となっています。

 

12月31日だけ最終釜が4時~になったりと、日にちにより若干前後します。

 

では、その後は何をしているの?となるわけです。

 

銀行であれば、お金の集計をしたり、事務処理をしたり・・・

 

火葬場の営業時間と時間外の仕事

 

火葬場では炉のメンテナンスや、ワケアリの火葬が行われています。

 

釜の内部に着いた人間の油を燃やしきるために炉の空焚きをしたり、調子の悪い箇所を見回ったり・・・

 

或いは人体実験に使われたご遺体の火葬が行われたりしています。

 

もちろん館内の清掃など、いろいろやることは多いようです。

 

最後にお願い...

火葬は「愛する人」の姿(肉体)との、今生の別れの場所。

 

【心ゆくまでゆっくりとお別れをさせてあげたい】

 

それが葬儀業界に携わる人間全員の気持ちです。

 

最期のお別れ

 

しかし、一日数十体の遺体が荼毘に付される火葬場は、まさに戦場です。

 

釜の時間は決まっており、感情を殺して遺体を釜に納めるしかありません。

 

だからそこ、火葬場に着く前に、ゆっくりと故人様とのお別れをしてあげてください。

 

心残りのないように・・・は、恐らく無理ですが、せめて(やれることはやった!)そんな思いで、火葬場にお越しいただけますよう、心よりお願い申し上げますm(_ _)m ←なぜか葬儀業界を代表するような、生意気な物言いですが・・・

 

 

合わせて読みたい!いや、読んでいただきたい!

いやいや、読んでくださいm(_ _)m!

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