死人の詩 -シビトノウタ-

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子供が自殺!泣き崩れる実の親と、我関せずの義理の親・・・

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複雑な家庭環境が子供を自ら死に追いやったのか?

 

泣き崩れる実の親の傍らで、我関せずの表情で佇む義理の親。

 

子供が自殺!泣き崩れる実の親と、我関せずの義理の親・・・

 

私はボランティアで短期里親(実の親から一時的に子供を預かる)をやっております。

 

今から約5年程前、当時世話をしていた中学2年になるA君がいました。彼は実の母親、再婚した義理の父という家族構成でしたが、その母親がとても男性に対し、だらしなく、離婚と再婚を繰り返しているような人でした。

 

義理の父には高校生になるB君がいましたが、中学生という年齢を考慮して、A君だけが一時的に短期里親である私の元に身を寄せいていました。

 

ある日、警察から電話があり、A君の義理の兄、つまりB君が11階自宅マンションのベランダから飛び降り自殺(即死)をしたので、今から遺体をそちら(私の家)へ搬送します、とのことでした。

 

私は本当にびっくりし、ただ、遺体を待ちました(なぜ両親の家に搬送されなかったかは、長くなるので省きます)。

 

運ばれてきたB君の遺体はある程度の処置というか、外傷のひどい箇所はすべて布などで覆われていました。顔は半分以上見えない状態で、遺体は横向きのまま棺桶の中でした。

 

そのまま、通夜、告別式と施設で執り行いましたが、葬儀の開始数分前に父親が棺の前で大声を出して泣き崩れる姿と、義理の母親(A君の母親)の毅然とした態度が対照的でした。

 

その様子に私も掛ける言葉などなく、そのまま、葬儀を終え、両親はただ私たちに一礼をし、帰って行きました。

 

もちろん身内などにも一切知らせず、本当の意味での家族葬という形をとり、葬後の挨拶なども一切行われない、多くの葬儀も見てきた私がはじめて経験した葬儀でした。

 

結局そのことを機に、両親は離婚。

 

A君は母親に引き取られ、それを機に私の元を出て、現在は母親と一緒に暮らしています。

 

年に数度、挨拶に来ますが、それ以上の関わりはありません。 

 

感想・解説

親のことなど知ったことではありませんが、可哀想なのは子供たちですよね。

 

複雑な家庭事情が自殺の大きな原因だったのか、それとも他に理由があったけれども、家庭事情が家庭事情だけにうまく両親に相談できなかったのかは不明ですが、いずれにせよ親がもっとちゃんとしていれば、防げた可能性は大きいですよね。

 

一連の事件が悪い意味で、A君にも大きなダメージを与えてしまったことは間違いないでしょう。

 

それにしても、泣き叫ぶ実の親と、我関せずの義理の親・・・

 

自殺や事故死、病死・・・

 

原因はいろいろですが何度か目にしたことはあります。

 

それにしても何度見ても嫌なものですよね。

 

 

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