死人の詩 -シビトノウタ-

葬儀屋バカ一代の葬式ブログ。誰もが気になる葬儀の話。実際にあったおかしな葬式や失敗談、仏事で役立つ葬儀豆知識など。

「自らの死を心から悲しんでくれる人がいる」それだけでとてつもなく幸せだ-愛別離苦-

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「みんなのお葬式体験談」

 

大切な人を見送る瞬間は悲しい。特にそれが長年連れ添った相手ならば尚更・・・

 

心温まるとある夫婦のお葬式です。

 

「自らの死を心から悲しんでくれる人がいる」それだけでとてつもなく幸せだ-愛別離苦-

 

不思議なトンボ

 

祖母のお葬式でのこと。祖父母は高知のものすごい田舎に住んでおり、お葬式は会館を借りたりせずに、自宅で行いました。

 

お葬式は真夏の暑い中、近隣の人も大勢来ていたので、そこらじゅう窓や扉を開け放していました。

 

お坊さんがお経を読んでいると、ものすごく大きなトンボが飛びこんできて、蛍光灯に羽がぶつかってバチバチとすごい音を立てました。

 

お坊さんの大声と相まって、ものすごくうるさく、孫たちの細いすすり泣く声とひどく対照的で、何とも不思議な気持ちでした。

 

伯父が捕まえて外に出してましたが、

 

(トンボもお別れを言いに来たのかな)

 

なんて考えていました。

 

祖父の涙

 

祖父はまだ健在でしたが、祖母のお葬式や火葬の間、祖父はずっと涙が止まりませんでした。

 

祖父の泣いているのを見たのは、後にも先にもこの時だけでした。

 

火葬場の待合室で待っていた時、祖父が突然、「鼻水が止まらないが、風邪でもひいたんだろうか」と一言。

 

いや、泣いたら鼻水出るのは普通でしょ・・・。

 

もしかすると、人生でほとんど全く泣いたことのなかった祖父、涙が出ると鼻水も出るという認識が無かったのかも!?

 

感想・解説

何とも心温まるお話ですね。

 

愛別離苦」愛するものとの別れは辛いけれど、最後まで自分の死を心から悲しんでくれる人がいるだけで、幸せなことですね。

 

そんな素敵な人だからこそ、トンボも最期のお別れに来てくれたのでしょう。

 

 

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