読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

葬儀屋バカ一代

葬儀屋のブログ。誰もが気になる葬儀の話。実際にあったおかしな葬式や失敗談、仏事で役立つ葬儀豆知識など。

ノーネクタイ・半そでワイシャツ・・・葬儀にクールビズは適用されません!-葬儀の服装

とんでもない会葬者の話

【スポンサーリンク】

とんでもないご遺族の話

 

夏も終わりだいぶ朝晩は冷え込むようになりました。

 

今年の夏を振り返って、印象深かったとんでもない葬儀の話をひとつ。

 

 ノーネクタイ・半そでワイシャツ・・・葬儀にクールビズは適用されません!

 

いつもの様に式場の準備を整えて、ご遺族の到着を待っていると、半袖のワイシャツにノーネクタイという、ラフな格好の喪主様御一行様が到着。

 

(まぁ夏だしね。)

 

などと思いながら、お出迎え。

 

打ち合わせ等々を済ませ、ひと段落。

 

その後忘れないうちにとご遺族用の喪章(リボン)を上着に付けていただくことに。

 

ご遺族を集めてリボンを配布。

 

早速司会の女性が、女性のご遺族・ご親族の腰の辺りに喪章を付け始めたので、僕は男性のご遺族・ご親族に 付けて差し上げることに。

 

僕「こちらをお付けいたしますので、皆様上着をお持ちください。」

 

すると急にザワつく男性達。

 

喪主様「すいません。みんな上着持ってきてないんですが・・・」

 

僕「えっ!?」

 

喪主様「ついでにネクタイも・・・」

 

僕「ええっ!?」

 

喪主様「だって時代はとっくにクールビズでしょ?」

 

 

ああ、成程ね!クールビスですか~

 

 

って葬式にクールビズもへったくれのあるかー!!!

 

ここはハワイか!?

 

すぐに取って来ーい(゚皿゚メ) ウラァァアア!!!

 

喪主様「えっ!?今からですか?やっぱり失礼ですか?」

 

僕「当たり前です!通夜ですので、会葬者の方は多少大目に見たとしても、ご遺族様、特に喪主様はNGです!(-゛-メ) ヒクヒク」

 

ってか大体ご遺族が全員「クールビズですから!」って 麻の半袖ワイシャツにノーネクタイで式に参加って、普通に考えて無いでしょ!?

 

そうです!無いんです!!!

 

斎場からご自宅まで車で片道10分くらいで行けるのがせめてもの救い。

 

取り敢えず喪主様の上着だけでも、取ってきてもらうことに。

 

式の開始時刻まであと30分弱。

 

流石に喪主様が行くわけにはいかないので、喪主の妹さんに行ってもらうことに。

 

ところが兄が兄なら、妹も妹。

 

妹「お兄ちゃん。今日お兄ちゃん家に、○○おじちゃん泊まるんでしょ?家行くついでに、スーパーでささっとお刺身でも買って帰って、冷蔵庫に入れておこうか?ちょうどタイムセールの 時間だし。」

 

ああ。そうね。ちょうど六時前だしね。

 

って、

 

ふ・ざ・け・ん・なー!!!!

 

いいから、とっとと行って来んかー(゚皿゚メ) ウラァァアア!!!

 

僕の全身からほとばしる殺気に気付いてか、妹クルマにダッシュ!

 

ε=ε=ε=ε=ヽ(;^0^)/

 

取りあえず全ての準備を整え、上着が来たら、1秒で式が 始められるようにスタンバイ

 

まさに「上着様待ち」であります。

 

定刻。

 

「それでは只今より故○○様の通夜式を謹んで開式とさせていただきます。」 っと言いたいところですが、上着がまだ届かん!

 

3分が過ぎ、5分が過ぎ・・・

 

これ以上、坊さんや会葬者を待たせるわけにはいかん。

 

とうとう待ちきれなくなった僕は、会場奥の親族席に座る喪主様の元へ行って、こっそり耳打ち。

 

僕「もう始めてしまってよろしいですか?上着が来たら、すぐに喪主様の所にお届けいたしますので。」

 

すると喪主様が一言。

 

「イヤイヤ。それはダメだよ。上着も着ないで式に臨んだら、会葬者に対してもそうだし、何より故人に対しても失礼でしょ!」

 

天誅!!!

 

いや~危ない危ない。

 

江戸時代なら確実に、叩き切ってましたね・・・

 

その後数分して、上着様が到着。

 

葬儀の服装は喪服

 

 

上着を抱えた妹さんを親族席にご案内。 喪主様に上着を着せ、喪章を付けて差し上げましたが、そこで僕が聞いた悪魔のような言葉。

 

喪主様「何やってたんだ。みんな待ってたんだそ。」

 

妹さん「ピザ屋の電話番号がなかなかわからなかったのよ。」

 

喪主様「ピザ屋?」

 

妹さん「スーパー寄る時間がなかったから、ピザ屋に電話して、9時にピザを届けてもらうようにしといたのよ。そのくらいにはおじさん達もお兄ちゃん家に戻ってるでしょ?」

 

喪主様「余計なことしなくて良いんだよ。」

 

妹さん「良くないわよ。お母さんのことを思って、せっかく遠くから来てくれたのに、何にも用意してないってワケには いかないでしょ!」

 

おじさん達のことを思うなら、葬儀を定刻通りにはじめてあげることが第一ではないか?という一般論は、どうやら彼らには通じないみたいね・・・

 

ちなみにその後、上着を取ってくることが出来なかった他の 親族は、

 

喪主様の上着を借りる → 着る → 焼香→ 席に戻る→ 次の人間に上着を渡す → 着る → 焼香・・・

 

という前代未聞のサイクルが出来上がっていました。

 

最低限のマナーくらいは身につけて、大人になろうぜって思った、とんでもないご遺族の話。

 

 

合わせて読みたい!いや、読んでいただきたい!

いやいや、読んでくださいm(__)m!

sougi-soushiki.beauty-box.tokyo

sougi-soushiki.beauty-box.tokyo

sougi-soushiki.beauty-box.tokyo