何かとお金のかかる葬儀。
だからこそそこには様々なトラブルが潜んでいます。 以前ブログに『終活読本ソナエ』の記事に対する意見を求められたので、ぶっちゃけたことろを書いてみたいと思います。
第三弾
「自分で戒名を付けたいが、そんなことは可能なのか?」
◆トラブル3 「自分で戒名をつけたい…」×「師につけてもらうのが戒名」
【本人の言い分】自分で戒名をつけようと思います。ゴルフが好きなので「芝球王者居士」。
寺の住職からは「何をふざけたことを言っているのか。駄目だ」という話でした。柔軟性がないように思います。あの世で私がゴルフ三昧の生活を送るのを邪魔しないでください。真面目に考えていたものを頭ごなしに否定されたので、こちらも気分が悪いです。(大阪市の男性)
【寺の言い分】最後まで自分らしさを大切にしようとする終活ブームの存在もあってか、自分で戒名をつけたいと希望する人は増えているようです。しかし、俗名もそうですが、自分で自分の名前をつけることはできません。戒名は、死後に仏の弟子として歩んでいくときの名前で、「授戒」という儀式をすることによって与えられます。この儀式ができるのが僧侶なのです。また、戒名には使って良い文字と使ってはいけない文字があります。柔軟性がないと言われようが、僧侶として譲ってはいけない一線なのですから仕方ありません。一方で、自分や故人らしい戒名にするため、僧侶に希望を伝えることは可能です。寺との関係を密にすることが一番大切です。(東京都新宿区の僧侶)
これはダメですね。
子供が自分の名前を自分で付けられない様に、名付けは先輩の仕事です。
新弟子は大人しく先輩に従うしかありません。
しかし、寺のコメントにもある通り、希望を伝えることは出来ます。
最近は生前に戒名を付けてしまう人も多くなっていますので、一度寺に出向いて、自らの人となりや、戒名の希望などをじっくり話しておくと良いでしょう。その上で希望するなら生前に戒名を付けてもらえば良いのです。
さらに最近では喪家の多様化するニーズに応えるべく、戒名の候補を数パターン用意してくれるお寺んも多くなりました。
選ぶ楽しみも増えますので、是非お寺さんに相談してみては如何ですか?