何かとお金のかかる葬儀。
だからこそそこには様々なトラブルが潜んでいます。 以前ブログに『終活読本ソナエ』の記事に対する意見を求められたので、ぶっちゃけたことろを書いてみたいと思います。
第二弾
「有効じゃないな戒名なんてあるの?」
◆トラブル2 「生前につけた戒名は駄目?…」×「悪いことではないが、寺に連絡を」
【遺族の言い分】父は生前、戒名をもらっていました。
葬儀のときにそれを伝えると、「この戒名では駄目で、改めてつけないといけません」と言われ、50万円の布施を払わされました。
仏弟子の証しとしていただくのが戒名だとすれば、おかしくありませんか? 納得がいきません。(滋賀県彦根市の女性)
【寺の言い分】正式な戒名ではなかったとか、違う宗派の戒名だったといったケースが考えられます。
生前に戒名をもらっていたことを寺が知らなかったため、話がこじれた可能性もあります。
ただ、生前に戒名をもらうことは悪いことではありません。実際の葬儀のときは、儀式の大きさに合わせた布施を払うといいと思います。
最近は「子供に負担をかけたくない」と言って、生前に戒名をもらい、葬儀の際の戒名料を事前に寺に払ってしまう人も増えています。
寺と確認の文書を交わすなど、実際の葬儀のときにトラブルとならないよう予防措置をとっておくことも大事です。(東京都台東区の僧侶)
有るには有ります。
が・・・はっきり言ってよくわかりません・・・
まず戒名を生前にもらうことに関してですが、本来戒名は生きているうちに付けるものですから、何ら不思議はありません。
戒名は確かに宗派によって、特色があります。
しかし、生前だろうと死後だろうと、戒名をつけるとなればそれなりの金額がかかります。
菩提寺がなかったとしても、宗派もわからない状態で、簡単にどこぞの寺に赴き、いきなりそれなりの金を包んで、坊さんが戒名を付ける・・・
考えられませんね・・・
先祖の戒名からだって、有る程度宗派の特定は可能なはず。
ひとつ考えられるとすれば、例えば「霊友会」の様な、いわゆる仏教系の新興宗教で戒名をもらっている場合。
故人が新興宗教に入信し、戒名までもらっていたとします。
故人の意向で戒名はそれを使うことにしたが、家族は入信しておらず、葬儀は通常のお寺さんに頼んだ場合、こうしたことが起こり得ます。
こうした場合には当然拒否されます。
また、それ以外の可能性としては、考えたくはありませんが、坊さんが金儲けの為に、もう一度戒名を付けさせようとしている可能性も否定出来ません。
その宗派を束ねる仏教協会に問い合わせ、何故ダメなのかを確認しましょう。
葬儀屋が信用できるところであれば、相談してみるのも良いかも知れません。