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葬儀屋バカ一代

葬儀屋のブログ。誰もが気になる葬儀の話。実際にあったおかしな葬式や失敗談、仏事で役立つ葬儀豆知識など。

葬儀屋だけに「墓穴」を掘る?友引と葬儀業界の不思議な関係

とんでもない葬儀屋の話

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とんでもない葬儀屋の話

 

本題に入る前に、葬儀業界の知識をひとつ。

 

基本的に「友引」は火葬場が休みになる為、火葬が出来ません。

 

葬儀屋だけに「墓穴」を掘る?友引と葬儀業界の不思議な関係

 

火葬が出来ないということは、当然火葬とセットで行われる告別式が出来ません。基本的には通夜と告別式は連日で行われる為、詰まるところ、友引の前日は、通夜は出来ないことになります。

 

友引の前日に通夜をやってしまうと、翌日(つまり友引)は火葬が出来ない為、一日置いて告別式をやらなくてはいけなくなってしまいますので、通常はその様な日程の組み方はしません。

 

 まとめると・・・

 

友引前日 告別式はOK 通夜はNG(翌日は告別式ができないから)

友引当日 告別式はNG 通夜はOK

 

厳密に言うと、例えば東京でも例外として一箇所だけ友引も稼働している火葬場がありあます。

 

知っている方もいるかも知れませんが、品川区にある、臨海斎場がそれです。

 

しかしながら、わざわざ友引に葬儀をやるくらいですから、大方はワケアリの葬儀です。

 

例えば、故人の職業柄とか、死因が人には言えないとか・・・

 

あまり詳しく言ってしまうと、イロイロ問題がるので、後は自分で想像していただきたいのですが、要するにおおっぴらに葬儀が出来ない人達です。

 

まぁ話は戻りますが、何が言いたいかというと、一般人はまず友引の前日に、通夜はやらないということです。

 

 

でもって本題。

 

とある葬儀屋さんにお手伝いに入った時の話。

 

手伝いに入った葬儀社にいる若手社員。良い子なんだけど、ちょっと・・・というかダイブ不思議ちゃん。

 

そこの葬儀社の事務所で部長と僕が式の打ち合わせをしていると、不思議ちゃんが、ずずーいとやってきて、一言。

 

不思議ちゃん

「すいません。明日急遽お休みをいただきたいのですが・・・。」

 

部長

「そうか。知っての通り、うちは今めちゃくちゃ忙しいんだよ。だからこうして知り合いの色即是空さん(私)にも手伝いに来てもらっている状態だ。

それを知っていて急遽休みたいということは、どうしても外せない用事があるってことなんだな?」

 

不思議ちゃん

「ええ。この繁忙期に皆さんに多大なるご迷惑をお掛けしてしまうことは、分かってますが、そこを敢えてお願いしたいのですが・・・。」

 

部長

「そうか。で?外せない用事って何なんだ?」

 

不思議ちゃん

「実は・・・親戚の通夜がありまして・・・。」

 

頭を抱えて叫ぶ

 

部長

「場所は?」

 

不思議ちゃん

「都内です。」

 

部長

「近いんだから早退とか、最悪定時で上がってとかではダメか?」

 

不思議ちゃん

「勿論通夜は夜からなんですが、その前に納棺式とかイロイロありますので、お休みでお願いしたいんですが。」

 

それを聞いた部長が一言。

 

部長

「そうか。じゃあ仕方ないな。休んでいいぞ。明日は友引前だからな。うちも通夜が入ってこないぶん、事務所もそれ程忙しくはならないだろう。しっかり行って来いよ、通夜に。」

 

バカーッ!!!

 

 

どうせズル休みするなら、もうちょいマシな言い訳考えて来いよー!

 

不思議ちゃん「・・・・・・」

 

部長「・・・・・・」

 

不思議ちゃん「・・・・・・」

 

部長「・・・・・・」

 

10秒、20秒。30秒・・・妙な沈黙が流れる事務所。

 

だろうね!

 

当然そうなるだろうね。

 

この沈黙、TVならとっくに放送事故ですよ!

 

不思議ちゃん

「あっ、あっ、うー・・・」

 

沈黙に耐え切れず、奇妙な叫び声を上げる不思議ちゃん。

 

部長

「で?ホントは何なんだ?」

 

不思議ちゃん

「通夜です!」

 

言い切ったね!!!

 

しかも無駄に力強い!!!

 

心臓どうなってんだよ!?

 

部長

「分かった。行って来いよ。通夜なんだから。もう席に戻って良いぞ。」

 

笑顔を絶やさず言ってのける部長、オトナ!

 

オイラだったら、キラウェア火山バリに噴火してますよ。

 

私の方は打ち合わせを終えて、いざ斎場に。

 

出発間際に不思議ちゃんにこっそり、

 

私「うちの会社は明日も暇だから、もう1日手伝いに来るって部長に言っておくよ。だから気にしないで休んで良いよ。」

 

すまなそうに頭を下げる不思議ちゃんに、

 

「でっ?ホントはどっか行くの?」って小声で聞いたら、

 

不思議ちゃん

「そうなんすよ。実は急遽友達と長野にスノボ行くことになっちゃって!お土産買って来ますね!」

 

ってまあまあデカイ声でぶっこきやがった!

 

シーッ!!!声がデカイよ!!!

 

案の定、席から部長がギロッ!

 

不思議ちゃん「あっ、でも通夜が入ちゃったんで、無理なんすけどね・・・」

 

遅ぇよ。。。

 

落ち込んで頭を抱える

 

完全に手遅れだわ!って思ったとんでもない葬儀屋の話。

 

まぁ憎めないヤツなんすけどね・・・

 

 

合わせて読みたい!いや、読んでいただきたい!

いやいや、読んでくださいm(_ _)m!

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