死人の詩 -シビトノウタ-

葬儀屋バカ一代の葬式ブログ。誰もが気になる葬儀の話。実際にあったおかしな葬式や失敗談、仏事で役立つ葬儀豆知識など。

【回顧録】ブックオフ喜多見駅前店閉店セール~夏の思い出~

【スポンサーリンク】

これはBOOKOFF喜多見店と私の最期の思い出を綴った、切なくもちょっぴり笑える別れの物語である。

 

ブックオフ(BOOK OFF) 喜多見駅前店が閉店。

 

お世話になったブックオフ北見駅前店のスタッフに、手紙を書きました。

 

 

拝啓 ブックオフ北見駅前店スタッフの皆様こんにちは。

あなた方はもうお忘れでしょうね?

そう、忘れもしないあれは2013年の夏の終わり。

残暑厳しい蒸し暑い天候から一転、季節はずれの台風が直撃した、肌寒い朝でした。

喜多見駅に降り立った私は、暴風雨の吹き荒れる中、飛ばされてきたカラーコーンの直撃に顔を歪め、風で折れて殆ど役に立たなくなった傘を必死にさしながら、足早に喜多見店さんへと向かいました。

開店と同時にお店に飛び込むと、あなた達はさも驚いたという顔をしましたね? まぁ誰も台風の日に、開店と同時に折れた傘を手に、必死の形相で飛び込んで来る客がいるとは思いませんよね?

「ってかあの客気合入ってんな~」

「今日客なんて来るんだね」

などと あなた達がヒソヒソ話をするのを、聞き流しながら、階段を駆け上って二階へと急ぎました。

そう、せどりデビューしたての私は、この上ないくらいに気合が入っていたのです。

その日、新しい本が大量に補充されるという情報を耳にしていたし、おまけに外はこの天候なんですから。

まさにおいしい本を独り占め。せどりにとってはパラダイス! 初めて体験するであろう「大漁」の予感に、胸を膨らませ、高鳴る鼓動を抑えるのに必死でした。

私は台風で電車が遅れることも考慮し、目覚ましを三つもセットし、早起きして、喜多見店さんに出向いたのです。



手始めにカゴを二つ用意。脚立を探し、高見盛なみに気合十分で、上の段から、携帯で本を検索し始めてわずか二分。 あたな達の一人が、階段を駆け上がってきましたよね? そして一言。

「当店ではせどり行為は一切お断りさせていただいております」

まさか開始二分でドクターストップとは!!! でも諦めきれない僕は勇気を持って一言、言わせていただきましたよね?

「お店に迷惑なことは一切しませんので、ダメですか?」

その問いにあなたはこうおっしゃいました。

「他のお客様にご迷惑になるんで」

ってか客は俺ひとりやん!!! チクショー!あんな店潰れてしまえ~! 心の中でそう叫びながら、僕は台風の中を折れた傘を片手にスゴスゴと駅に引き返しました。

頬をつたう冷たいものが、雨なのか自分の涙なのか、はたまたその両方なのかさえわからなかった・・・

今でも思い出すと少し胸が苦しくなる、ほろ苦いせどりデビューの夏の思いで・・・

でもいざ閉店と聞くと、やはり寂しいものですね。 あなたがたは私にせどりの厳しさと面白さを教えてくれました。 心から有難うを言いたい。そしてさようなら。

P.S 閉店までには最後のご挨拶に伺います。

でも今度は注意しないでくださいね。 泣いても笑ってもこれが最後なんですから。

かしこ

 

書いていたら悔しさと寂しさがこみ上げてきて、つい長々と書いてしまいまし・・・

 

まぁ個人的な恨みはどうでもいいんですが、あの時の僕の 売り上げがあったら、閉店せずにすんだかも知れないかと思うと、残念で残念で・・・(ToT)

 

ってそれは無いね笑4