自殺・自死遺族
減少傾向にあるとは言え、年間2万5千人以上の人間が自ら命を絶つ日本社会。 その原因は様々だ。
まさか自殺?いや、あの人に限って、事故に決まってる!でも・・・
もう何年も前の話である。 ひとつ若い命の灯火が、自らの手によって静かに消えて行った。 自身が籍を置く学び舎から身を投げたのは、まだ十代の若者だった。 詳しいとこは書けないが、高校を卒業し、東京の実家を離れて、ひとり海外の大学に留学していた中で…
複雑な家庭環境が子供を自ら死に追いやったのか? 泣き崩れる実の親の傍らで、我関せずの表情で佇む義理の親。
人口密集地で活動する納棺師にとって自殺の現場に呼ばれることは、決して珍しいことではありません。 ほとんどの場合、程度の差はあれ、良い状態の遺体などある訳がないのですが、慣れた納棺師ですら時には度肝を抜かれる状態の遺体があります。
本人は自殺してしまえば、それで終わり。 でも残された遺族は?というセリフはよき聞きますが、後片付けをする葬儀スタッフは?というセリフはまず聞きません。 でも・・・ 遺族への対応もあわせて、結構大変なんですよ。
最後くらいは綺麗に(死に)化粧をしてあげたい・・・ 浄土までの長旅に備えて、旅支度をしっかりとしてあげたい・・・ 納棺師(湯灌師)が向き合う現実は、そんな心温まる場面とは限りません。むしろこの世の地獄絵図という場合が多く存在します。
目を背けたくなるほど、辛く悲しい現実・・・皆さんはそんなこの世の地獄を見たことはありますか? これは6年ほど前に担当した葬儀での話。
年間2万人後半から3万人が自ら命を落とす日本社会。 そんな日本社会にあって、体感的には首吊り自殺に次ぐ地位を確立した感もある電車への飛び込み自殺。 恐ろしいことに首都圏ではもはや日常の一部と化してしまった感もある飛び込み自殺ですが、実際にその…
あなたは本気で自殺を考えたことがありますか? 何かとストレスの多い現代社会。 生活は豊かになっても、心は貧しくなる一方と言われて久しいですが、その闇は想像以上に深刻なようです。 (福井県坂井市東尋坊)
安楽死は「完全なる悪」か?はたまた「必要悪」か? 場所は安楽死が合法化されているベルギー。 永遠に答えが出ることはないであろうこの問題に、また一石を投じる出来事が起こりました。
自分の子供に限ってまさか自殺などするはずが・・・ そうした親の思いとは裏腹に、毎年2万人~3万人の人が自ら命を絶っています。 H27年の自殺者は24,025人。~39歳までの自殺者は5,993人に上ります。 例年自殺者数は40代でピークを迎えます。(H27年は4,069…
納棺師のもとに届いた驚愕の依頼!あなたはこの現実に耐えられますか!? 納棺師が見る光と闇・表と裏の世界 映画『おくりびと』ですっかり注目を浴びた納棺師。 しかし、現実は映画の様に素晴らし世界だけとは限りません。
「首吊り」という単語の検索数を調べると、「方法」「楽」「ロープ」「結び方」など、自殺を実際に模索したと思われるワードを中心に毎月数万の検索数に上る。 他の自殺方法を検索した場合でも同じ傾向が見られるのだが、検索でこのサイトにたどり着いた人に…
余命いくばくも無くなった末期疾病患者が、その苦しみから逃れるために自らの命を絶つ「尊厳死(安楽死)」。 近年世界中で大きな議論を呼び起こしている新たな課題だが、世界のどこかで今日も静かに尊厳死が行われていることをご存知でしょうか? 葬儀屋と…
次第に肌寒さを感じるようになったあの日、私は台所でひとり、暗闇で鈍く光る包丁を握りしめていた・・・
国内でも有数の自殺の名所、福井県坂井市の東尋坊。 そんな東尋坊で、自ら進んで自殺志願者を思いとどまらせる活動を地道に続けている人がいる。
2015年4月。散りゆく桜と運命を共にするかの様に、ひとつの命の灯火が静かに消えた・・・ 慌ただしく斎場の生花の飾りつけをしていた出入りの花屋さんが、最後の生花を飾り終わり、こちらに軽く頭を下げながら、部屋を後にする。 僕は斎場の最後尾の椅子に腰…
※この記事は【世界をやんわり斬る】で書いた記事を転写してます。 乗員・乗客150名を乗せたまま、フランス南東部に墜落した、格安航空会社ジャーマンウィングスの9525便。 ドイツ検察当局の発表によると、副操縦士が故意に機体を墜落させたとみられるとのこ…
2005年(H17年)~2014年(H26年)統計
交通機関に多大な混乱を引き起こし、遺族にも多大な精神的苦痛や金銭的負担を強いると言われる鉄道人身事故。 そんな人身事故のせいでありえないとばっちりを喰らったかわいそうな葬儀屋の話。 それにしても大人の世界ってつくづく理不尽な世界ですよね・・・