死人の詩 -シビトノウタ-

葬儀屋バカ一代の葬式ブログ。誰もが気になる葬儀の話。実際にあったおかしな葬式や失敗談、仏事で役立つ葬儀豆知識など。

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お問い合わせフォームを設置しまいた。

 

メインブログの【サハラの風】では書けないような、葬儀屋の実態だの愚痴やらを書きたくて始めたこのブログ。

 

気が付けば毎日2千人近い人が訪れてくださるようになり、たびたび体験談や質問をいただくようになりました。

 

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金より大切なもの。。。

ちょっとした会社の御曹司が亡くなった。

 

勤務中の交通事故だった。

 

10年ほど他の会社で働いていたが、社長である父親の熱心な説得により、将来の後継者として父親の会社に転職した矢先の不幸だった。

 

元々の大地主だが、潤沢な資金を武器に、現在の社長が一代で作り上げた会社だが、15年ほど前、長男を10万人にひとりの難病で亡くしているだけに、ようやく現実味を帯びてきた後継者の死に社長の落胆は大変なものだった。

 

四桁からの会葬者の葬儀はそうそう担当するものではない。

 

怒涛のような葬儀の時間が過ぎ去った後に残ったのは、もはや重力に抗うことのできなくなった心身だけだった。

 

数日後、葬儀代金の集金に訪れた。

 

ヨーロッパの宮殿のような豪邸の応接間で、いかにも高そうな「お紅茶」をご馳走になりながら、暫し社長の話し相手をつとめる。

 

何度来ても豪奢な邸宅だ。

 

しきりにそう褒める私に、力ない笑いを浮かべながら社長が呟く。

 

「金があっても、ちっとも幸せな人生じゃなかった。。。」

 

何不自由なく育ってきても、死だけはどうにもならない。

 

死神の前では人はあまりにも無力だ。

 

だからこそ人の命は何よりも重い。

 

体験した者だからこその言葉が、重い空気をさらに重くする。

 

男も女も、老いも若きも、金持ちも貧乏人も。。。

 

死はいつも平等だ。

 

いつ何時、自らの背後でほほ笑むとも限らない。

 

だがせめて順番は飛ばさないでほしい。少なくとも親より先には。。。

 

祈ったところでどうにかなるものでもない願いとは知りつつ、そう願わずにはいられなかった。

夫とは同じ墓に入りたくない女性急増!10万円の女性専用墓

お墓の問題は、「どこに入るか」ともう1つ、「誰と入るか」ということも根深い悩みだ。 

 

なかには、夫や、夫の両親とは、死んだ後まで一緒は嫌という人もいるだろう。あるいは一緒に入る伴侶がいないケースもある。

 

今回は、女性たちだけで墓に入ることを選択したケースを紹介する。ノンフィクションライターの井上理津子氏がNPO法人スノードロップ」の女性共同墓「なでしこ」を取材した。  

 

最寄りは、東京から約70kmの関越道・東松山インターチェンジ。先日、八王子の東京里山墓苑に行ったとき「本当に東京?」と思える景色だったが、ここもすごい。

 

埼玉県鳩山町真言宗妙光寺内にある女性専用の共同墓「なでしこ」がある。  

 

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散骨が熱い!ロマンチックな演出で抵抗感が無くなり認知度がUP

高倉健さんの最後の主演作となった映画「あなたへ」、それぞれ原作がベストセラーになり、映画にもなった「マディソン郡の橋」と「世界の中心で、愛をさけぶ」。

 

この3作品の共通点をご存じだろうか? 

 

答は「散骨」。

 

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【徹底解説】友引人形って何!?-友引人形の風習・種類・納め方まで

日本人は古来から、死者を畏れ、その存在を忌み嫌うものとして捉えてきました。

 

死者の禍が生者に降りかからぬよう、今でも葬儀や埋葬の随所に、その涙ぐましい努力の跡を見ることができます。

 

居住区の近くにあった墓地は、いつの間にか離れた場所に墓所として集められ、悪霊から都を守る陰陽師が、国の重職として器重(重く用いる)されました。

 

また、葬儀や法要の後は塩で身を清め、死者が妖怪にならないようにと遺体の上に刀を置き、あるいは死者が戻ってこないようにと、故人が使っていた茶碗を割ったり、出棺時に棺をぐるぐる回して方向感覚を狂わせたり。。。

 

この様にあの手この手で死者が生者に対して悪さをしないようにと、知恵を絞ってきました。

 

その自己防衛対策のひとつが友引人形です。

 

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あなたの墓地の塔婆は大丈夫?-施餓鬼は【鬼】の季節!?

とんでもない坊さんの話

 

ある一定の年齢以上の方には知らない人はいないでしょうが、お寺の重用な法会(仏事行事)のひとつに施餓鬼(せがき)というのがあります。

 

施餓鬼会(せがきえ)の略称ですが、年に一度、お寺をあげて大々的に行う檀家全体の先祖供養といったところでしょうか。

 

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息子がトルコキキョウに込めた母への想い-花言葉は。。。

「お世辞にも孝行息子とは呼べない人間でした。」

 

息子(喪主様)はそう切り出した。

 

とある70代女性の葬儀でのことだ。

 

若い頃から親に心配ばかりかけ、ろくに親と向き合うことすらしなかった息子。

 

そんな親不孝者の息子が親の病気をきっかけに母親と向き合う決心をした。

 

しかしその決断は、あまりにも遅すぎた。

 

 

救急搬送された病院で下された非常な宣告は、持って余命1ヶ月というものだった。

 

本人に伝えるにはあまりにも酷すぎる。

 

こんな自分にできることはないものか。。。

 

思い悩んだ息子が選んだ方法は、毎日母親の病室に花を届けるというものだった。

 

来る日も来る日も病室を訪れては、本人に病状の深刻さを告げるようなもの。

 

花の水を替える、枯れた花を新しいものに取り替える、そんな口実でなら毎日病室を訪れても、不自然ではないだろう。

 

そう考えたのだ。

 

息子が入院初日選んだ花は「トルコキキョウ」

 

西洋での花言葉は、「感謝」と「親愛」

 

口に出すことの出来ない自らの思いを、せめて花に託そうとしたのだ。

 

 

しかし、時に運命とは残酷なものだ。

 

母親と向き合うわずかな時間すら、神様は与えては下さらなかった。

 

一度も水を替えることなく、母親は入院翌日に帰らぬ人となった。

 

そんな話を聞いていたので、お別れの花は、トルコキキョウとピンクのカーネーションをたくさん用意した。

 

息子の手向ける色とりどりのトルコキキョウやカーネーションに囲まれる母親の亡骸は、心なしかどこか微笑んでいるように見えた。

 

残念ながら生きているうちに自らの口で伝えることは出来なかったかも知れない。

 

だがしかし、想いは確かに母親には伝わったに違いない。

 

「産んでくれて有難う!」

 

涙でぐちゃぐちゃになった息子の言葉を背に、母親は火葬炉の奥へと消えていった。。。

 

人の死は何を大切なものを我々に気付かせくれる。

 

今からでもけっして遅くはない。

 

人は大きな悲しみを背負うことで、他人の痛みを知ることが出来る。故に人に優しく出来るのだ。

 

命の大切さとともに、母親がその身をもって教えてくれたこの最後にして最大の教えを胸に、これからの1日1日を大切に生きていってもらいたい。

 

そう願わずにはいられない。

 

人は2度死ぬ。

 

1度目は肉体の死。

 

2度目は人々の記憶から消え去った時だ。

 

お母さんだったら、こんな時どうするんだろうなぁ?どう思うんだろうなぁ?こんなことしたいって言ってたなぁ。

 

残された人間がそう思うこと、感じること、行動すること、それが故人が第2の人生を生きていくということだ。

 

まだ、間に合う。故人の第2の人生を豊かなものにしてあげてほしい。

 

そんな私の言葉を息子さんは静かに聞いていた。

 

故人様に心よりの哀悼の意を捧げてm(_ _)m

 

 

合わせて読みたい!いや、読んでいただきたい!

いやいや、読んでくださいm(_ _)m!

sougi-soushiki.beauty-box.tokyo

遺影の写真が元で殺人事件勃発!?

とんでもない遺族の話。

 

葬儀で使う大切な遺影の写真。終活ブームで本人が事前に用意しているケースもあるけど、まだまだ大抵の場合、事前に生前の写真から遺族に写真を選んでもらい、それを引き延ばして使用する。

 

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車のエンブレムは棺の中に入れられる?入れられない?-火葬の時の副葬品

皆様からご質問をいただきました。

 

火葬の際に故人の旧愛車のエンブレムを副葬品として棺に納めたい。

 

車のエンブレムを生前本人が廃車時に外されてて、自分で持っておられて、 「自分が帰天するときに入れて欲しい」と言われていたけど それを副葬品として入れることは可能ですか? ちなみにメルセデスベンツです。

 

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葬儀における当寺院のお布施の額は【とんち】でお伝えします

とんでもない坊さんの話。

 

とある顔馴染みのご喪家の葬儀でのこと。式の前日、喪家から呼び出しを受けてご自宅に伺うと、渋い顔をした喪主様がお出迎え。

 

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悲しみを吐き出させてやることも葬儀屋の大事な仕事~子供を亡くした母親の憂い~

それはやけにサバサバとした喪主だった。

 

息子が亡くなったというのに、ご遺体を引取りに病院に伺った時から、涙一滴どころか悲しい素振りすら微塵も感じさせない。

 

案の定、葬儀などは一切挙げず、最短での火葬を希望した。

 

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【人生がときめく片付けの魔法】掃除関連の本が無駄に多い家ほど汚い!?-

【人生がときめく片付けの魔法】など、数年前から掃除や片付けに関する書籍がバカ売れしてますけど・・・

 

掃除関連の本が多いご自宅って、意外と汚いですよね・・

 

ノウハウと行動は必ずしも一致せず!?

 

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【回顧録】ブックオフ戸越駅前店閉店セール~時代と共に去りぬ~

これは戸越駅前店と私の最期の思い出を綴った、切なくもちょっぴり笑える別れの物語である。

 

ブックオフ(BOOK OFF) 戸越駅前店が閉店。

 

ところでブックオフにある本は、店舗のある場所の「街の色」を如実に反映します。

 

 

 

学生街のブックオフはマンガが多い!なんていうのが、分かりやすい例ですが、戸越店は戸越銀座の入り口にあります。

 

戸越銀座といえば、住民の高齢化が進み、年齢層はちょい高め。

 

いや、なかなか高め・・・

 

いやいや、相当高め・・・

 

その影響なのか、置いてある本は発行年の古い、年代物の本が多いんですよね。

 

故に回転率もよろしく無く、確かにあまり魅力的な本が置いてあるイメージはありませんでした。

 

近い将来、街の世代交代とともに消えていくだろう・・・ なんて話をしていた矢先でした・・・

 

とても残念ですね。

 

 

いずれにせよブックオフで本を探す時は、お店のある地域の特徴を考えながら、自分の探しているジャンルの本が、充実していると思われる場所に行ってみてください。

 

多少なりとも良い本を買うコツです。

 

よかったら参考にしてみてください。

 

「えっ!?奥さんに何か本をプレゼントしたいですって?」

 

「それじゃあ、やっぱり戸越ぎん・・・」

 

o(`ε´)=====〇 バキッ!! ☆))XoX)